「建設産業政策大綱」に基づき、造園工事業の「あるべき姿」を描いた日造協のビジョン「VISION21」を策定し、 現在「造園工事業構造改善戦略プログラム」に基づいて、造園工事業の構造改善に努めています。 また、構造改善戦略プログラムの一環として、造園工事ネットワークの整備を進めるため、本部と支部間の情報化の推進や、 情報化推進のための講習会、展示会やパソコン操作セミナー等を開催しています。

　雇用改善事業の推進を図るため、雇用管理責任者会議及び講習会を実施するとともに、人材育成と資格制度の普及、公的資格取得の推進、 労働安全管理の推進、労働福祉の改善に努め、技能向上、福利厚生、若年労働者の育成、入職促進のための事業を行っています。

　各種造園関連技術の蓄積とともに会員間での情報の共有を図るため、「技術情報共有発表会」を開催。各総支部、支部で取り組んでいる調査研究の成果として蓄積されている貴重な技術情報を会員が共有、活用し、技術力向上を図るため、第4回目を大阪で実施し１４０名の参加がありました。 また、会員向けに特化した技術情報を提供するため、技術情報を簡易に蓄積できるシステムの構築を検討し、会員システムの改良を行っています。

　そのほか、下記の事項等について取り組みを行っています。
　・伝統技術の承継を図る石積み技術についての講習会用資料作成
　・造園空間におけるおさまりの客観的評価基準を示すことを目的とした造園空間のおさまり集の
　　情報蓄積の継続
　・街路樹の評価基準を提案するため、街路樹に使用されている主要な樹種についての評価基準
　　策定の基となる資料の整理、分類、評価基準の試案のとりまとめ
　・緑化樹木の品質確保に関する懇談会に出席し、公共用緑化樹木の品質規格基準等のあり方に
　　ついて提言
　・(一社)日本造園学会との包括協定に基づく、造園･環境分野におけるより高い次元からの社会
　　貢献、人材育成
　・造園工事における基幹技能者の育成を中心とした技能開発計画の推進

　公共工事の入札契約制度改革等に関する情報の収集と発信を行っています。

　高木剪定作業等の安全確保対策を推進するとともに、会員への安全啓発活動の一環として、全国安全週間、全国労働安全衛生週間の周知･啓発のためのポスターを購入、 会員への配布を行っています。
　また、造園工事業の労働災害防止を図るため、「造園安全衛生管理の手引き」等を作成し、安全管理能力の向上と自主的な安全管理活動の促進と定着に努めています。