2011年から2020年までの「国連生物多様性の10年」は、COP10で採択された愛知目標の達成に向け、具体的な行動を促すための重点期間であり、環境省では「遅くとも2020年までに生物多様性の価値とそれを保全し持続可能に利用するために可能な行動を人々が認識する(愛知目標1)」ために、社会における生物多様性の主流化を目指し、様々な取組を進めることとしています。
その一環として、今回、生物多様性の普及啓発ツールとして、下記の通り、パネル、絵本、小冊子、TEEB解説パンフレットを作成。多くの人が利用できるよう周知を行っています。
1.生物多様性のパネルについて
○ 一般の方々に、生物多様性に関心を持っていただき、生物多様性を守ることの大切さを伝えるとともに、
具体的な行動へとつなげていただくきっかけとなるよう、9枚のパネルを製作しました。
○ 小学校などでの学習や、様々なイベントでの展示、企業の生物多様性に関する研修やCSR活動などに
ご活用いただけるよう、パネルの印刷・製作のためのデータを提供します。
データをご希望の場合は、下記担当までお問い合わせください。 (お問い合わせ先)
環境省自然環境計画課生物多様性施策推進室 担当:尾上
TEL03-3581-3351(内線6838)
○ パネルの内容
・考えてください 生物多様性
・生きものの進化と生物多様性
・日本の自然環境と生きもののつながり
・自然のめぐみ
・人間の活動による生物多様性の危機
・自然と共生する世界の実現に向けて ・生物多様性のために私たちができること
・図版のみパネル2枚(様々な主体による取組の紹介にご活用いただけます。)
○ 下記ウェブサイトで、パネル(PDFファイル)をご確認いただけます。
◆ウェブサイトhttp://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/tools/index.html
2.生物多様性の絵本について
○ 生きものも人も自然の様々な恵みを受けながら生きていることをテーマに絵本を作りました。
幼児から小学校低学年までのお子さんに、絵本づくりを楽しみながら、生物多様性に親しんでもらえる、
蛇腹式のパタパタ絵本です。
○ 下記ウェブサイトから、PDFファイルを片面にカラー印刷し、絵本の形に切り取って、のりで貼りつければ
完成です。
◆ウェブサイトhttp://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/tools/index.html
○ 絵本の内容
木をモチーフに、木と動物、木と昆虫、木と鳥、木と人など、人を含めた生きもののつながりを分かりやすく
伝えています。
3.生物多様性の普及啓発用の小冊子「Iki・Tomo(いきとも)」について
○ 「人と自然との共生」の様々なかたちを紹介しながら、生物多様性からの恵み、生物多様性を保全する
ことの大切さを伝えるための小冊子を作成しました。
生物多様性を楽しく学ぶためのツールや有識者へのインタビューなども紹介しています。
今後、定期的に、今年度は4回程度、発行の予定です。
○ 内容
・「大和伝統野菜が食べられるレストラン」
・「焼き物は自然と人間の共生」
・「生物多様性をもっと楽しく知る!」(ツール紹介)
・「愛知ターゲット達成のための にじゅうまるプロジェクトとは?」
○ 下記ウェブサイトから、本冊子の内容をご覧いただけます。
◆ウェブサイトhttp://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/tools/index.html
4.TEEB普及啓発用パンフレット「価値ある自然」
○ 2010年10月に開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)までにまとめられたTEEB(生態
系と生物多様性の経済学)報告書の内容を、わかりやすく解説したパンフレットです。
○ 自然の価値を認識し、自らの意思決定や行動に反映させることの重要性や、自然の恩恵(生態系サービ
ス)を経済的に可視化することの有効性について説明しています。
○ 下記ウェブサイトで、パンフレットの内容(PDFファイル)をご覧いただけます。
◆ウェブサイトhttp://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/library/TEEB_pamphlet.html
連絡先 環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性施策推進室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8150
室長 :牛場 雅己 (内:6870)
総括補佐:常冨 豊 (内:6985)
担当 :尾上 圭 (内:6838)
参照:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15173
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