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造園家への登竜門 「全国造園デザインコンクール」

■ 全国造園デザインコンクールとは

     

主催: (一社)日本造園建設業協会

     

共催: (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会
    全国高等学校造園教育研究協議会

     

後援: 文部科学省
    国土交通省
    全国農業高等学校長協会
    (公社)日本造園学会
   
    (公財)都市緑化機構

     

 全国造園デザインコンクールは昭和49年にはじまり、造園のデザインと製図技術の向上を図るために行っています。
 造園学科を持つ学校の授業の一環として、また造園家を目指す一つの目標として、親しまれています。
 応募条件を一般・大学生・高校生の3部に分け、
課題は 「住宅庭園」「街区公園」「商業施設」「実習作品」の4部門と高校生1・2年生を対象とした「緑化フェア(みどりの広場)プラン」部門で構成しています。

■ 応募方法

第47回『全国造園デザインコンクール』は終了しました。
・令和3年2月14日に表彰式を開催いたしました。
第48回『全国造園デザインコンクール』は令和3年8月上旬に発表します。

■課題
昨年度(第47回)の応募要項です。

ページ 内 容
P1,2 趣旨、応募資格、応募課題、発表・表彰など、
応募期間・応募作品の送り先、他
P3〜5 A 住宅庭園部門 応募要領・課題図
P6,7 B 街区公園部門 応募要領・課題図
P8,9 C 商業施設部門 応募要領・課題図
P10 D 実習作品部門 応募要領
P11 E 緑化フェア「みどりの広場」プラン部門 応募要領
P13,14 応募票について・応募票・応募作品チェックリスト
P1〜14 一括ファイル

応募図面1 A.住宅庭園部門:課題図
応募図面2 C.商業施設部門:課題図
参考資料1 E.緑化フェア「みどりの広場」プラン部門:作庭予定地の概要
参考資料2 E.緑化フェア「みどりの広場」プラン部門:現地写真
参考資料3 E.緑化フェア「みどりの広場」プラン部門:樹木単価
  (建設物価版2019/07月号)※印刷不可

■応募の際の注意事項(特に図面について)
応募要項は、毎年変わっています。必ず最新の応募要項をご覧下さい。
毎年、応募要項の規程から外れた図面の応募があります。せっかく応募して頂いても、規程から外れていると審査対象から外されてしまいます。ご注意下さい。

【例】
・4部門すべて、A1サイズ(841mm×594mm)です。
※上記のサイズを必ず確認してご応募下さい。

・表題のタイトルが違う
現在、提出図面のタイトルは、それぞれ次のようになっています。
住宅庭園計画図、街区公園計画図、商業施設造園計画図、実習作品

・その他
縮尺や方位のまちがい
方位、バースケール、縮尺表記などが無い
計画地の敷地、形状寸法などがまちがっている など

■応募要項のお取り寄せについて
応募要項が必要な方は、送付先(郵便番号・住所・会社名・学校名・氏名等)及び連絡先(電話番号・メールアドレス等)を明記し、郵送、ファックスまたはEメールでお申し込み下さい(お電話での受付はしておりません)。
1ヶ所につき、1部お送りいたします(無料)。
送付は8月以降になります。
お申し込みの際に頂いた個人情報は、応募要項の送付以外には使用いたしません。

【申し込み先】
(一社)日本造園建設業協会 デザコン係
  〒113-0033東京都文京区本郷3丁目15番2号 本郷二村ビル4階
  TEL:03-5684-0011 FAX:03-5684-0012

■応募作品の返却について
応募作品は申込校から依頼ある場合返却いたします。
1.返却は3月20日から学校単位でファクス、メールにて申込下さい。
2.入選作品は日造協、造園学会の展示会が終了する11月以降になり別途申し込み下さい。
3.申し込みは上記お問い合わせを利用してください。


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■ 第47回 審査結果

 第47回全国造園デザインコンクールは、高校42校、大学19校、一般1名から応募いただき、「住宅庭園部門」に一般・大学29、高校201、「街区公園部門」に一般・大学14、高校55、「商業施設部門」に一般・大学7、高校18、「実習作品部門」に大学7、高校23、緑化フェア「みどりの広場」プラン部門に140(高校のみ)の合わせて、494 点の応募があり、入選32 点、佳作32 点が選ばれた。
表彰式は2月14日(日)東京都千代田区二番町、東京グリーンパレスにてリモートにより開催され、文部科学大臣賞を受賞した山梨県立農林高等学校と、入選32作品のうち特別賞7作品の受賞者の紹介と、受賞者作品発表についてはリモートで行いました。
 表彰式では冒頭、主催者より和田新也日造協会長があいさつ。
受賞者へのお祝いとともに指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、鈴木憲治文部科学省初等中等教育局産業教育振興室教科調査官、鹿野央国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長が祝辞を述べた。
 表彰式では、特別賞の紹介、審査委員長の藤井英二郎千葉大学名誉教授が講評を述べ、その後、第二部として受賞者による作品発表と意見交換を行った。

表彰式のようす
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 山梨県立農林高等学校
国土交通大臣賞
 宝満 あゆみ E&Gアカデミー
 大学・一般の部 住宅庭園部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 吉原 紗季 西日本短期大学
 大学・一般の部 実習作品部門
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 工藤 紫帆 北海道岩見沢農業高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 亀井 菜々美 西日本短期大学
 大学・一般の部 実習作品部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 荒川 柚莉亜 神奈川県立相原高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 佐竹 葵野 山梨県立農林高等学校
 高校生の部 商業施設部門
作品
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
 山下 瑞葵 熊本県立北稜高等学校
 高校生の部 プラン部門
作品
入 選 (32点)
【高校生の部】(21点)
■住宅庭園部門
荒川 柚莉亜
全国農業高等学校長協会理事長賞
神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 1年 作品
パンヤーチュン リナ 埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年 作品
西原 未来 岡山県立興陽高等学校 造園デザイン科 3年 作品
小林 アオイ 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
作田 昌亮 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
飯室 香葉 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
■街区公園部門
岡本 美沙 三重県立四日市農芸高等学校 自然環境コース 3年 作品
村石 萌 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
小澤 舞友 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
神澤 光希 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
■商業施設部門
佐竹 葵野
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
畑山 栞楠 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
西村 郁哉 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
■実習作品部門
工藤 紫帆
(一社)日本造園建設業協会会長賞
北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年 作品
近藤 陸 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
北原 優哉 香川県立石田高等学校 園芸デザイン科 3年 作品
■緑化フェア「みどりの広場」プラン部門
山下 瑞葵
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
熊本県立北稜高等学校 造園科 2年 作品
布野 壮汰 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 2年 作品
有井 麗奈 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
佐竹 葵野
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
奥田 天 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 2年 作品
【大学・一般の部】(11点)
■住宅庭園部門
宝満 あゆみ
国土交通大臣賞
E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
高木 麻里 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
志藤 聡美 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
■街区公園部門
坂田 有優 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
橋本 冠斗 東京造形大学 デザイン学科室内建築専攻領域 2年 作品
王 金 陽 南九州大学大学院 園芸学・食品科学研究科 1年 作品
■商業施設部門
宮澤 薫平 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
リュウ シブン 女子美術大学大学院 博士前期環境デザイン領域 1年 作品
■実習作品部門
吉原 紗季
 (公社)日本造園学会会長賞
西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
亀井 菜々美
 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
森本 宙 大阪芸術大学 建築学科 3年 作品
佳作 (32点)
【高校生の部】(23点)
■住宅庭園部門
椋本 早也香 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
山本 晋生 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
長谷川 果歩 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 2年 作品
市川 大樹 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
■街区公園部門
伊藤 優里 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年 作品
古口 ひかり 群馬県立大泉高等学校 生物生産科 2年 作品
加藤 真美 埼玉県立いずみ高等学校 環境デザイン科 3年 作品
信澤 茉央 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 3年 作品
秋山 菜純 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
■商業施設部門
大森 成華 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 3年 作品
柳 玲奈 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 3年 作品
矢守 利菜 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■実習作品部門
木村 泰熙 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年 作品
真下 大輝 埼玉県立秩父農工科学高等学校 森林科学科 3年 作品
根岸 由 埼玉県立いずみ高等学校 環境デザイン科 3年 作品
久野 桜 北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年 作品
城間 春希 沖縄県立中部農林高等学校 造園科 3年 作品
■緑化フェア「みどりの広場」プラン部門
入谷 杏奈 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 2年 作品
端 海衣那 群馬県立藤岡北高等学校 環境土木科・ガーデニングコース 2年 作品
田野 愛華 埼玉県立熊谷農業高等学校 生物生産技術科 2年 作品
野木 菜摘 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
久田 陸斗 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 2年 作品
花村 あずき 静岡県立浜松工業高等学校 建築科 1年 作品
【大学・一般の部】(9点)
■住宅庭園部門
高 誌見 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
鈴木 南波 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
二宮 周平 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
安田 薫 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
杉本 小百合 E&Gアカデミー 全日クラス 1年 作品
■街区公園部門
広岡 慈乃 名城大学 農学部生物環境科学科 4年 作品
前田 菜衣 明治大学 農学科 3年 作品
■商業施設部門
捧 愛菜 日本大学 理工学部建築学科 3年 作品
■実習作品部門
向田 安澄 岐阜県立国際園芸アカデミー マイスター科 2年 作品

■ 第47回 審査講評

藤井 英二郎 委員長
(千葉大学名誉教授)

  第47回全国造園デザインコンクールは、コロナ禍にも拘わらず過去最多の前回に迫る494点の応募がありました。
  応募された方々・関係者のご努力に敬意を表します。
  例年、住宅庭園・街区公園・商業施設・実習のどの部門でも高校生の優れた設計・実習が数多く見られたのですが、コロナ禍で十分な時間がとれなかったようです。
  ただ、緑化フェア部門では前回を上回る応募の中に、開催地・熊本の歴史・風土を踏まえた「みどりの広場」プランが数多くありました。
  応募された1、2年生の成長が楽しみです。
  大学生の応募は前回より減ったものの、住宅庭園・街区公園・実習に優れた内容が見られました。
  コロナ禍でのテレワークや長い家時間での生活を快適に過ごせる住宅庭園案や、災害時に一定時間避難できる街区公園のあり方を探る設計案など、新たな提案がいくつもありました。
  コロナ禍で普段の生活が見直され、住宅や公園のあり方を考え直す機会になったように思います。

鈴木 憲治 委員
(文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付産業教育振興室教科調査官
 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官)

 第47回全国造園デザインコンクールにたくさんの応募をいただきありがとうございました。
 今年度は新型コロナウィルス感染症により、各学校では年度当初から長期の休業を余儀なくさました。
 時間の確保が難しい中、造園を学ぶ生徒の皆さんが一生懸命作品制作に取り組んでこられたことを大変嬉しく思います。
 また、受賞された皆さん、誠におめでとうございます。
 さて、今回は入選作品が最も多かった山梨県立農林高等学校が文部科学大臣賞を受賞しました。
 しかしながら、特別賞を含め入選作品が、応募のあった学校から広く選ばれており、どの学校の生徒さんの作品も学習の成果が表れていたものと思います。
 御指導に当たられている各学校の先生方に改めて感謝申し上げます。
 各学校におかれましては、今回審査に当たられた方々の講評を参考にしながら、他の生徒の作品を皆で評価しあったり、自己の作品について再度振り返ったりして、これからの学習に生かしていただければと思います。
 次年度も素晴らしい作品に出会えることを御期待申し上げ、講評とさせていただきます。

鹿野 央 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 第47回全国造園デザインコンクールへ素晴らしい作品を応募していただいた皆様に感謝申し上げます。
 また、入賞された方々、誠におめでとうございます。
 COVID-19の感染が広がる中での今回の開催にこぎつけたことは、主催者をはじめ開催に携わった皆様のご努力、また応募して頂いた皆様及び指導された先生方の意欲に支えられたものであり改めて感謝申し上げます。
 COVID-19の感染拡大は、私達がこれまでに経験したことのない生活環境をもたらし、私達が改めて、都市のみどりやオープンスペースの価値を再認識する機会となりました。
 今回の応募には、こうした価値の再認識を具現化しようとする応募作品が多く見られました。
 こうした社会変化や住民のニーズに敏感に対応する感性は造園を学ぶ上で大変重要なものです。
 今回の国土交通大臣賞は、こうした作品の中からE&Gアカデミーの宝満あゆみさんの作品が受賞されました。
 個人住宅の庭園にあって、テレワークできる空間や在宅時間を快適に過ごせる空間を創出する点、災害時への対応など近隣コミュニティとの関係性を配慮した点など、単なる空間デザインに留まらず、住宅という身近な緑空間の中でのこれからの新たなのライフスタイルを提案していることが高い評価を得ました。
 今回の応募にあたり指導に当たられた先生方に心より敬意を表しますとともに、素晴らしい作品を応募していただいた皆様の益々の活躍をご期待申し上げます。

入江 彰昭 委員
((公社)日本造園学会理事)

 これまでは学生教育を通じて応募する立場でしたが、初めて審査する機会を得ました。
 食や農、コミュニティ、家族時間など、コロナ禍時代のデザインコンセプトが多く、特にピンチをチャンスにとらえた前向きな提案には共感を覚えました。
 通常のデザイン教育が難しい中、先生の熱心な指導とそれに応えようとする生徒・学生の頑張る姿が垣間見え、本コンクールの意義を改めて認識しました。
 受賞作品「なみなみの庭」は、学生たちが歴史・文化の現場を歩き、関係機関とのワーキング、スタディ模型を通じて丁寧にデザインを検討していました。
 短期間の現場施工の変更も経験し学びの多い実習作品として評価されました。

坂水 元也 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 「コロナ禍」「持続可能な開発」「コミュニケーション」といった時代に即した新しいアイデアを取り入れた作品が多数評価される中、実現可能で実際のイメージが湧きやすいデザインか否かも審査で重視されました。
 全国農業校長協会理事長賞の作品は、ゾーンに合わせた菜園と落葉樹の植栽、コンポストなど循環型の機能が暮らしに溶け込んだデザインであると評価されました。
 造園教育研究協議会会長賞の作品は、遊具施設、ロックガーデン、流れや壁泉、築山など変化に富んだ空間構成でのコミュニケーションがよく表現されていました。
 どちらも1年生の受賞に驚きました。
 更なる作品に期待いたします。

渡辺 清美 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 コロナ禍ということもあり例年と違って授業時間の確保が難しく、課題にかける時間も厳しかったのではないかと思います。
 全体を通して健康やSDGsなど、現在、置かれている環境に対応した作品が多数ありました。
 全国農業校長協会理事長賞に選ばれた作品も、家族の絆や健康を意識した作品であり、表現力や実現性が高く評価されました。
 また、造園教育研究協議会会長賞の作品も、立地環境を分析しその利用方法までコンセプトを明確にし、計画的かつ表現力が高い作品でした。
 応募作品全体を見て、高校生の今を生きる着眼点など豊かな感性を感じる作品が多くありました。
 次年度は是非、豊かな発想力で素晴らしい作品の応募を期待します。

新畑 朋子 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会技術委員)

 いつもとはちがう日常、世界中が突きつけられた不安な社会で行われた今回のコンクールでした。
 コロナ禍ですぐに社会に反応し造園デザインで対応しようとした作品とコロナ禍にあってもこれまで通りの考え方で進めようとした作品があることに気づかされました。
 受賞作品は実際に庭をつくっていくプロセスが手に取るようにわかりこれまで見えにくかった設計の時間の流れをみごとに表現しています。
 また、構成された作品の情報量は膨大で、1冊の本を読んでいる感覚を持ちました。
 現代社会が求める課題を造園的な視点から答えるもので今後の造園設計に多くのヒントを与える作品だと思いました。

梛野 良明 委員
((公財)都市緑化機構専務理事)

 緑化フェア「みどりの広場」プラン部門には、コロナ禍の中にもかかわらず、前年を上回る140点もの応募がありましたことに御礼申し上げます。
 2022年3月から第38回全国都市緑化くまもとフェアが熊本市で開催されますが、熊本の自然や歴史文化を踏まえた、素晴らしい作品が多く提案されたことに感心しました。
 受賞作品は、「虎と兄弟狐が望むくまもと」という加藤清正と兄弟狐の民話に基づく地域性豊かなものであるとともに、熊本城や加藤清正の兜など、一目で熊本がイメージできるものとなっており、その構想力、独創性等が高く評価されました。
 緑化フェアの来場者にも楽しんで頂ける庭となるものと思います。

伊藤 幸男 委員
((一社)日本造園建設業協会技術委員長)

 今年度の日本造園建設業協会会長賞は、実習作品部門の高校生工藤紫帆さんの作品を選びました。
 「地球〜天地創造庭園」というテーマ選定がユニークであったこともありますが、作業工程が非常に丁寧にトレースされていて、プレゼンボードとしての完成度が高かったことに注目しました。
 コンクールという性格上、プレゼンボードの出来は重要な要素です。
 今回の応募作品はCADやCGを使用した作品も多く見られましたが、見せ方にはバラつきが大きくありました。
 その中で、この作品はテーマ・イメージ・作図・作業・出来栄えのつながりが1枚のボードに良く表現されています。

正本 大 委員
((一社)日本造園建設業協会事業委員長)

 昨年に比して応募数が若干減少したものの、多くの作品を応募頂き有難うございました。
 コロナ禍で通常の学習環境が確保されにくい中で、個々で悩みながら進められたものと思います。
 コロナ対応と人が集まる空間への意識や、環境対策(SDGs等)へ配慮した作品もみられました。
 設計にメッセージを織り込んでいくことは重要です。
 また、植物がどの様に成長していくかを想像する事もさらに重要です。
 机上だけでなく、公園や緑地へ足を運び、個々の樹木、緑地としてのまとまりもしっかり観察し、設計へ反映することを意識してください。
 来年も力作お待ちしております。

■ 第46回 審査結果

 『第46回全国造園デザインコンクール』は、高校38校、大学18校、一般2名から応募いただき、「住宅庭園部門」に一般・大学47、高校137、「街区公園部門」に一般・大学24、高校68、
「商業施設部門」に一般・大学14、高校15、「実習作品部門」に大学5、高校87、
緑化フェア「みどりの広場」プラン部門に105(高校のみ)の合わせて、502 点の応募があり、入選31 点、佳作29 点が選ばれた。
 表彰式は2月15日(土)東京都千代田区二番町、東京グリーンパレスにて開催され、文部科学大臣賞を受賞した長野県須坂創成高等学校と、入選31作品のうち特別賞7作品の受賞者への賞状の授与と、受賞者作品発表を行ないました。
 表彰式では冒頭、主催者より和田新也日造協会長があいさつ。
 受賞者へのお祝いとともに指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、鈴木憲治文部科学省初等中等教育局産業教育振興室教科調査官、五十嵐康之国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長が祝辞を述べた。
 表彰式では、特別賞の授与、審査委員長の藤井英二郎千葉大学名誉教授が講評を述べ、記念撮影。
 その後、第二部として受賞者による作品発表と意見交換を行った。

受賞者と関係者で記念撮影
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 長野県須坂創成高等学校
国土交通大臣賞
 古口 ひかり 群馬県立大泉高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 湯浅 舞有子 長野県須坂創成高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 山本 優 埼玉県立秩父農工科学高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 栗田 嵩久 E&Gアカデミー 
 大学生の部 住宅庭園部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 北澤 珠奈 長野県須坂創成高等学校
 高校生の部 街区公園部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 小澤 舞友 山梨県立農林高等学校
 高校生の部 プラン部門
作品
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
 小林 アオイ 京都府立農芸高等学校
 高校生の部 プラン部門
作品
入 選 (31点)
【高校生の部】(25点)
■住宅庭園部門
古口 ひかり
国土交通大臣賞
群馬県立大泉高等学校 生物生産科 1年 作品
湯浅 舞有子
(公社)日本造園学会会長賞
長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
信澤 茉央 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 2年 作品
菅野 誌保 埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年 作品
河西 宏哉 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
森 大雅 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
山中 翔太 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■街区公園部門
北澤 珠奈
全国農業高等学校長協会理事長賞
長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
佐藤 果穂 仙台高等専門学校 建築デザイン 3年 作品
上原 彩奈 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■商業施設部門
清水 梨沙 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
岡本 歩 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
■実習作品部門
山本 優
(一社)日本造園建設業協会会長賞
埼玉県立秩父農工科学高等学校 森林科学科 3年 作品
長岡 航平 北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年 作品
小原 桃子 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年 作品
大西 陽生郎 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
小泉 蓮 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年 作品
■緑化フェア「みどりの広場」プラン部門
小林 アオイ
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
京都府立農芸高等学校 環境緑地科 2年 作品
小澤 舞友
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
磯野 知香 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
小澤 舞友 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
神澤 光希 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
金刺 和輝 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 2年 作品
前澤 知弥 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 2年 作品
川ア 舞香 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 2年 作品
【大学・一般の部】(6点)
■住宅庭園部門
栗田 嵩久
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
E&Gアカデミー 全日コース

1年

作品

松田 幸次 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
■商業施設部門
前田 亘輝 / 鈴木 悠 秋田県立大学
本荘キャンパス 建築環境システム学科
3年 作品
橋本 冠斗 東京造形大学 室内建築専攻領域 1年 作品
■実習作品部門
都築 佑平 南九州大学 環境園芸学科 4年 作品
雨宮 蓮 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
佳作 (29点)
【高校生の部】(21点)
■住宅庭園部門
末吉 帆華 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年 作品
小椎八重 葵 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
藤原 武琉 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
前川 凌加 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
新木 優花 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
山下 緋桜 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
■街区公園部門
石原 椋人 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
川住 七海 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
田中 妙子 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
大西 宏基 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
■商業施設部門
堀 比奈子 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
大東 ゆたか 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
宮本 ひより 熊本県立翔陽高等学校 総合学科 3年 作品
■実習作品部門
吉井 光葵 北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年 作品
小久保 舞 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年 作品
中島 怜音 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
伊藤 光稀 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
今西 紅涼 香川県立石田高等学校 園芸デザイン科 3年 作品
■緑化フェア「みどりの広場」プラン部門
日迫 光星 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 2年 作品
y屋 奈由 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 2年 作品
長尾 日香莉 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 2年 作品
【大学・一般の部】(8点)
■住宅庭園部門
浦部 好美 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
小林 理恵 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
瀧川 雄太 有限会社グリーン・プランテーション 作品
■街区公園部門
松本 彩 名城大学 農学部生物環境科学科 4年 作品
鈴木 日奈子 長崎大学 水産・環境科学総合研究科 1年 作品
福田 理恩 南九州大学 環境園芸学部環境園芸学科 3年 作品
■商業施設部門
田中 優雅 北海道大学 工学院建築都市空間デザイン 1年 作品
田中 友理 福井大学 工学部建築都市環境工学科 3年 作品

■ 第46回 審査講評

藤井 英二郎 委員長
(千葉大学名誉教授)

 第46回全国造園デザインコンクールは、前回を大幅に上回る502点の応募がありました。
 ほぼ半世紀続く本コンクールで最多です。
 応募総数の約8割を占める高校生が所属する学校数もここ数年着実に増加しています。
 前回から新設された緑化フェア「みどりの広場」プラン部門に多くの1、2年生から力作が寄せられました。
 全国緑化フェアの会場にプランが実現し、全国の人々に見てもらえることが大きな魅力になっているようです。
 住宅庭園部門では高校生、大学生ともに優れた設計案が見られ、とりわけ家族の成長・世代交代を見越した設計や民泊需要に応える設計には社会動向に敏感な高校生の素直な思考が見て取れました。
 実習作品部門でも高校生の力作が数多く見られました。
 大学生も例年、優れた実習が見られたのですが、今回は今ひとつでした。
 街区公園は高校生に優れた設計が見られたものの、大学生・一般は物足りませんでした。
 住宅・公園・緑化フェアに比べて商業施設部門は応募数が少なく残念でした。
 成熟した社会の商業施設のあり方を示すデザインを期待しています。

鈴木 憲治 委員
(文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付産業教育振興室教科調査官
 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官)

 第46 回全国造園デザインコンクールにたくさんの応募をいただきありがとうございました。
 また、入賞された皆様、誠におめでとうございます。
 入選が一部に偏らず、応募のあった学校から広く選ばれていることからも分かるように、どの学校の生徒の作品も日頃の学習の成果や熱意が感じられるものでした。
 入選数の多い学校も複数ありましたが、今年度の文部科学大臣賞は、住宅庭園、街区公園、商業施設の3部門で入賞し、特別賞を複数受賞した長野県立須坂創成高等学校が受賞しました。
 御指導に当たられている各学校の先生方に改めて感謝申し上げます。
 高い評価を得た作品はいずれもコンセプトが明確で、斬新なアイデア、利用する人々を想定した細やかな配慮などがありました。
 各学校におかれましては、造園デザインや設計に関する知識や技術に加え、生徒の気付きを促したり、思考を深めたりする指導をお願いするとともに、次年度も素晴らしい作品に出会えることを御期待申し上げ、講評とさせていただきます。

五十嵐 康之 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 第46回全国造園デザインコンクールへ素晴らしい作品を応募していただいた皆様に感謝を申し上げます。
 また、入賞された方々、誠におめでとうございます。
 国土交通大臣賞は、高校生の部住宅庭園部門から群馬県立大泉高等学校の古口ひかりさんの作品が受賞されました。
 暮らしの中心にある住宅において、残りゆくものを創るという持続性を意識するとともに、層のように家族の思いを蓄積させて空間を構成することを通して、時代を超えた普遍的な庭の本質が表現されています。
 また、家族と庭の成長を記録と記憶に残すことや、どのように庭の移り変わりを楽しむのかということにも、心配りがなされています。
 街区の景観形成、緑化協定を通した周辺環境との連携、実用的なスケール感に基づくレイアウトがなされていることも高く評価され、心地よい庭と家族の暮らしが伝わってきます。
 指導に当たられた先生方に心より敬意を表しますとともに、素晴らしい作品を応募していただいた皆様の益々の活躍をご期待申し上げます。

三島 孔明 委員
((公社)日本造園学会理事)

 応募作品には力作が多かったのですが、日本造園学会会長賞には、新たな技術開発に資する独創性、先進性を有する作品として、高校生の部の住宅庭園部門の長野県須坂創成高等学校・湯浅舞有子さんの作品を選びました。
 本作品は、庭木をカメラや通信機を使ってモニタリングし、AIによって病害虫の発生傾向や剪定が必要な枝を判定するなど、IT技術を活用して誰でも適切に管理ができる住宅庭園のモデルを提案するものでした。
 新しい技術を取り込んだ独創的な発想は、未来的な住宅庭園を提案するものであり、図面の表現力とともに高く評価されました。

坂水 元也委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 歴史ある全国造園デザインコンクールに初めて審査員として参加させていただき、多数の素晴らしい作品を目にすることができました。
 全国農業高等学校長協会理事長賞は、みんなの公園と題し、誰でも楽しめるよう車椅子の方の利用も考えたユニバーサルデザインの作品でした。
 全国高等学校造園教育研究協議会会長賞は、「みどりの広場」プラン部門から選ばれました。
 緑化フェア開催地広島をよく研究し、デザインに落とし込んでいました。
 受賞作品は、絵画・芸術的要素に加え、空間を把握しコンセプトを具現化した優れたデザインでした。

渡辺 清美 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 本年度は一部応募要領の変更で戸惑いもあったかと思いますが、立地条件を踏まえた設計主旨やテーマをよく考え、時間を掛けて丁寧に仕上げられた作品が多数あり、高校生の意欲の高さを感じることができました。
 本年度、農業校長協会理事長賞には、街区公園部門で長野県須坂創成高校の北澤珠奈さんの作品を選ばせていただきました。
 この作品は、公園周辺の環境を踏まえ、誰にでも利用できる公園の計画がされており、設計者の優しさが伝わる作品です。
 造園教育研究協議会長賞には、緑化プラン部門で山梨県立農林高校の小澤舞友さんの作品を選ばせていただきました。
 この作品は、開催地広島の情景を題材に調べ、テーマや主旨が明確でよく表現されていました。
 両作品とも、日頃の学習の積み重ねとともに観点や表現力の高さを感じる作品でした。

新畑 朋子 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会技術委員会委員)

 ひとつの庭が使う日によって、表と裏の逆転が起こるという大胆な発想を感じました。
 日頃は家の方を向いた庭ですが、週末など人が集まると家を背に通りに向いた庭として使えるようにしています。
 この作品は、正面を持たない解放された使い方ができる住宅庭園として提案されています。
 限られた場所を開放的に使うにはできるだけ囲いをしない方がいいですが、プライバシーを守ることも必要です。
 庭への入口を2箇所設けるところに工夫が見られます。
 近所の人が立ち寄り縁側に座ってひと時を過ごした昭和の古き良き時代を思い出させる、日常と週末での使い分けができるような工夫をしたいい作品だと思いました。

梨 雅明 委員
((公財)都市緑化機構専務理事)

 緑化フェア「みどりの広場」プラン部門には、 昨年を上回る 105 点の応募があり、 いずれも力作ぞろいでした。
 その中で、緑化フェア開催地―広島の自然や景観、歴史や文化などを調べ、独創的なテーマを設定し、プランを描いた作品の多さが目を引きました。
 受賞作品は、「神楽」が盛んな広島県に着目し、演目「八岐大蛇」をモチーフとして各空間構成要素に意味性を持たせ、創造力豊かに全体をデザインしている点が高い評価を得ました。
 実際に展示されると、地元広島で産出されない石材を含む当初プランとは多少趣が異なるかもしれませんが、国内外からの緑化フェア来場者に強い印象を与えることと思います。

伊藤 幸男 委員
((一社)日本造園建設業協会技術委員長)

 今年度の日本造園建設業協会会長賞は、実習作品部門の山本優さんの作品を選びました。
 山本さんの作品は、里山の再生を現代的な形で実現するものでもあり、子供たちの自然に親しむ場として、使われていない林地を利用し野生動物との共存を図るというアイデアです。
 このことは、いま世界的に話題になっているSDGsの活動にも貢献するものです。
 さらに、空間の利用方法を自分たちだけではなく、地域の利用者と一緒に検討した姿勢を高く評価しました。
 これからの若者たちに期待を抱く取り組みです。

正本 大 委員
((一社)日本造園建設業協会事業委員長)

 前年度に比べ応募数が約20%増加しました。
 ご応募、ご指導いただいた教職員の方々を始め皆様に御礼申し上げます。
 時事・歴史・地域風土・集い・社会貢献・家族に対する思い等のメッセージを作品の中に込められているものも数多く見られました。
 力作揃いで審査に大変苦労いたしました。
 これからも緑空間の設計をされる際は、成長した植物とどのように付き合っていくかも想像、見聞しながらチャレンジしていただければと思います。
 今回の作品づくりが将来の仕事や生活の糧となることを願っております。

■ 第45回 審査結果

 『第45回全国造園デザインコンクール』は、高校43校、大学13校、一般1から応募いただき、「住宅庭園部門」に一般・大学26、高校170、「街区公園部門」に一般・大学25、高校41、「商業施設部門」に一般・大学3、高校26、「実習作品部門」に一般・大学5、高校19、今回(公財)都市緑化機構の協力により新設した「緑化フェア「みどりの広場」プラン部門」高校(1、2 年生対象)94 、合わせて409 点の応募があり、入選32 点、佳作31 点、奨学賞25 点が選ばれた。
 表彰式は2 月17 日、東京都千代田区二番町の東京グリーンパレスで開催され、文部科学大臣賞を受賞した山梨県立農林高等学校と、入選32作品のうち特別賞7作品の受賞者への賞状の授与と、受賞者作品発表を行ないました。
 表彰式では冒頭、主催者より和田新也日造協会長があいさつ。
 受賞者へのお祝いとともに指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、田畑淳一文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付産業教育振興室教科調査官、五十嵐康之国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長が祝辞を述べた。
 表彰式は、今回から二部構成で行われ、第一部では、特別賞の授与、審査委員長の藤井英二郎千葉大学園芸学部名誉教授が講評を述べ、記念撮影を行った。
 第二部では、受賞者による作品発表が行われ、その後、審査委員の方々をはじめ、参加者での意見交換を行った。

受賞者と関係者で記念撮影
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 山梨県立農林高等学校
国土交通大臣賞
 若原 千花子 埼玉県立熊谷農業高等学校
 高校生の部 街区公園部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 宇野 さやか   E&Gアカデミー
 大学生の部 住宅庭園部門 
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 田畑 幸  京都府立農芸高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 鶴本 啓太   E&Gアカデミー
 大学生の部 住宅庭園部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 橋本 冠斗 東京都立農業高等学校
 高校生の部 商業施設部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 相山 怜   山梨県立農林高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
 市川 大樹   山梨県立農林高等学校
 高校生の部 プラン部門
作品
入 選 (32点)
【高校生の部】(27点)
■住宅庭園部門
相山 怜
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
丸山 結衣 長野県南安曇農業高等学校 環境クリエイト科 3年 作品
藤原 竹琉 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
伊藤 有紀 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
後藤 彩衣 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
清水 優希 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
辻󠄀田 美瑠 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
根本 環槙 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■街区公園部門
若原 千花子
国土交通大臣賞
埼玉県立熊谷農業高等学校 生物生産技術科 3年 作品
小池 真世 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
牧 愛果 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
渡邊 美織 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年 作品
■商業施設部門
橋本 冠斗
全国農業高等学校長協会理事長賞
東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年 作品
小口 栞奈 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 3年 作品
村瀬 もも乃 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
熊田 里紗 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■実習作品部門
田畑 幸
(一社)日本造園建設業協会会長賞
京都府立農芸高等学校 環境環境緑地科 3年 作品
倉林 瑞宝 埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年 作品
橋本 冠斗 東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年 作品
新庄 泉美 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
橋 葉 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
松木 菜緒 愛媛県立西条農業高等学校 環境工学科 3年 作品
■緑化フェアプラン賞
市川 大樹
緑化フェア「みどりの広場」プラン賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
鶴田 巴映 埼玉県立熊谷農業高等学校 生物生産技術科 2年 作品
藤田 悠斗 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
古川 正太郎 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
佐藤 夏 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 2年 作品
【大学生の部】(5点)
■住宅庭園部門
宇野 さやか
(公社)日本造園学会会長賞
E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
鶴本 啓太
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
大塚 皓英 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
■実習作品部門
福岡 李奈 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
安田 迅 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
佳 作(31点)
【高校生の部】(22点)
■住宅庭園部門
加知 佑太 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
福嶋 栞理 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
砂坂 天音 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
田上 真彩 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
本郷 玖磨 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
西田 はなび 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
■街区公園部門
中島 穂乃香 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年 作品
澤田 果鈴 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
菅谷 琴音 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■商業施設部門
内藤 颯季 東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年 作品
小川 愛未 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
魚住 龍矢 愛媛県松山聖陵高等学校 建築科 3年 作品
■実習作品部門
新藤 周平 栃木県立栃木農業高等学校 農業土木科 3年 作品
石田 花穂 長野県南安曇農業高等学校 環境クリエイト科 3年 作品
吉岡 啓 山口県立田布施農工高等学校 環境土木科 3年 作品
苧坂 彩 香川県立石田高等学校 園芸デザイン科 3年 作品
真鍋 海翔 愛媛県立西条農業高等学校 環境工学科 3年 作品
■緑化フェアプラン賞
畑 楓 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 1年 作品
湯浅 舞有子 長野県須坂創成高等学校 環境造園科 2年 作品
牛丸 茜 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 2年 作品
片岡 千智 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 2年 作品
藤原 武琉 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 2年 作品
【大学生の部】(9点)
■住宅庭園部門
岸 加奈子 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
波多野 怜 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
藤岡 大幹 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
牧野 竜哉 E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
松原 みちえ E&Gアカデミー 全日コース 1年 作品
■街区公園部門
日置 陽太 名城大学 農学部 生物環境科学科 4年 作品
森 美月 名城大学 農学部 生物環境科学科 4年 作品
■商業施設部門
黒木 実幸 南九州大学 環境園芸学部環境園芸学科 3年 作品
■実習作品部門
関口 翔太 札幌工科専門学校 造園緑地科 2年 作品
奨学賞(25点)
【高校生の部】(25点)
■住宅庭園部門
菊田 一聖 北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年
大野 快晴 茨城県立石岡第一高等学校 造園科 3年
中嶋 愛美、長竹 優空 群馬県立大泉高等学校 生物生産科 1年
貞形 真友花 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 2年
富 彩希 埼玉県立杉戸農業高等学校 造園科 3年
岩口 芽生 神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 1年
浅川 丈一郎 長野県上伊那農業高等学校 緑地創造科 3年
杉本 拓海 大阪府立今宮工科高等学校 建築系 3年
青井 健斗 愛媛県立伊予農業高等学校 環境開発科 3年
■街区公園部門
竹田津 玲花 宮城県白石工業高等学校 建築科 3年
眞下 桃 埼玉県立いずみ高等学校 農業科(環境デザイン科) 3年
吉川 瑠奈 岐阜県立大垣工業高等学校 建設工学科 3年
服部 大輝 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年
安田 毬愛 鳥取県立米子工業高等学校 建設科 2年
■商業施設部門
太刀川 晃樹 群馬県立前橋工業高等学校 土木科 3年
赤田 花凜 新潟県立上越総合技術高等学校 建築・デザイン科建築システムコース 3年
コ村 隼、芦原 雄太 兵庫県立尼崎工業高等学校 建築科 3年
■実習作品部門
佐々木 楓 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年
長岡 正拳 岡山県立興陽高等学校 造園デザイン科 3年
恩田 優奈 島根県立松江農林高等学校 環境土木科 3年
安里 一希 沖縄県立中部農林高等学校 造園科 2年
■緑化フェアプラン賞
高橋 遥愛 茨城県立高萩高等学校 普通科 1年
天野 紫耀 静岡県立科学技術高等学校 建築デザイン科 2年
竹内 えり子 鳥取県立鳥取湖陵高等学校 緑地デザイン科 2年
吉武 稚菜 熊本県立翔陽高等学校 総合学科(農業系列 園芸・造園) 2年

■ 第45回 審査講評

藤井 英二郎 委員長
(千葉大学園芸学部名誉教授)

 第45回全国造園デザインコンクールでは、これまでの住宅庭園、街区公園、商業施設、実習作品に加えて、緑化フェア「みどりの広場」部門が加わり、応募総数は前回より大幅に増え、409点となりました。
 応募総数の9割近くを占める高校生では、どの部門でも新鮮な問題意識や力作が多く見られ、先生方の督励・指導に一生懸命に応えた生徒が数多くいた証しで、嬉しくなりました。
 新設の緑化フェア部門では、材料費30万円以内という条件と展示パネルの位置に苦心したようですが、いろいろなアイデアが見られました。
 大学生では、住宅庭園と実習には、さすがと思わせる優れた内容が数多くみられたのですが、街区公園では応募点数は多かったものの内容が物足りませんでしたし、商業施設は応募そのものが少なく残念でした。
 大学生は行動範囲も広く、知識や経験も豊かなのですから、現状が抱える課題に果敢に挑んでほしいと思います。
 現状是認では、よいデザインは生まれません。
 高い理想を掲げて、現状を改善するデザインを期待しています。

田畑 淳一 委員
(文部科学省初等中等教育局参事官(高等学校担当)付産業教育振興室教科調査官)

 第45回全国造園デザインコンクールに入選された皆様、おめでとうございます。
 今年度の文部科学大臣賞は、上位入賞数が多く、複数の特別賞を受賞された山梨県立農林高等学校となりました。
 生徒の個性を大切にしながら各部門においてきめ細かに指導されている点が高く評価されました。
 応募された作品は、どの作品も皆様の日頃の努力と学習の成果を見ることができ平成最後のコンクールとしてふさわしい力作ばかりでした。
 これまでの皆様の努力に敬意を表し、御指導いただいた先生方に改めて感謝を申し上げます。
 さて、作品制作には、日頃の学習活動で造園に関する「知識・技術」、「主体的に取り組む態度」を身に付け、「思考力、判断力、表現力」を高めていく必要があります。
 その学習活動としての「造園デザイン」の外部評価として「全国造園デザインコンクール」があり、全国農業高等学校長協会で推奨している「アグリマイスター顕彰制度」でも上位に位置付けられたものであります。
 そのような意味合いからも、今後も多くの高校生の一つの目標として当コンクールが充実・発展し、農業教育及び造園教育の礎になることを祈念し講評とします。

五十嵐 康之 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 第45回全国造園デザインコンクールに応募して頂いた方々に感謝を申し上げます。
 また、入賞された皆様、誠におめでとうございます。
 国土交通大臣賞は、高校生の部街区公園部門の若原千花子さんの作品が受賞されました。
 いつの時代にも求められる身近な街区レベルの防災公園について、センター施設、住宅地等に隣接する敷地条件を設計に反映をさせていることからは、都市公園に関するしっかりした理解が見受けられます。
 防災公園に求められる平常時・非常時利用のバランスも良く、街区公園の限られた空間でありながら、外縁部に防火植栽を配置し、健康ゾーンをはじめとした使いやすい機能レイアウトも高く評価されました。
 セミナーハウス等の施設デザインには個性も見られ、子どもたちの笑い声が聞こえそうな感じが伝わってきます。
 指導に当たられた先生方に心より敬意を表しますとともに、素晴らしい作品を作り上げた皆様の活躍をご期待申し上げます。

篠沢 健太 委員
((公社)日本造園学会理事)

 日本造園学会会長賞としてE&Gアカデミー宇野さやかさんの「地層の家」を選びました。
 この賞は、新たな技術開発に資する最も独創性や先進性を有する作品に授与しています。
 本作品は、熊本県阿蘇の老恐竜学者の庭を、“フィールドミュージアム”にするものです。
 すでに海外では、自然科学や歴史文化をまちや庭に展開し、「ミュージアム化する」先進事例があります。
 本案では個人の住宅の庭を展示空間として構成し、自然観察や科学への普及啓発、さらにコミュニティの場へと織りなす可能性と技術が独創的に提案され、優れた表現とともに高く評価されました。

渡邉 清美 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 ご応募戴きました作品は、細部まで工夫されており、時間を掛け丁寧に仕上げられた作品が多く見られました。
 ご指導戴いている先生方に感謝申し上げます。
 農業高校長協会理事長賞は、商業施設部門の東京都立農業高校、橋本冠斗さんのOasis〜緑、自然、癒し、笑顔のあふれる場所〜の作品で、商業施設の特長をよく捉えた利用する人の緑との関わり方が提案された作品でした。
 次に、造園教育研究協議会長賞は、山梨県立農林高校、相山玲さんの笑顔が生まれる陽だまりの庭の作品で、雑木を中心に居住者と街に住む方に対して、自然の発見や触れ合える作品でした。
 どちらの作品も、細部までよく考えた作品でした。

伊藤 文喜 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 本年度も多くの応募をいただきありがとうございました。
 時間をかけたレベルの高い作品が多く、応募された皆様の努力と各校におけるご指導の成果であると思います。
 数多くの作品において特に、実習作品の部においては、施工場所にコンセプトと現況との調和を考えた計画と、綿密に作業に取り組まれた結果が示され計画図に表現されていました。
 このことは造園教育上からも優れたプロジェクト学習の形であると感じました。
 また、緑化フェア「みどりの広場」プラン部門では1、2年生らしい、テーマに合った素直なデザインが多く、山梨農林高等学校、市川大樹さんのデザインは信州フェアに実際に施工、展示され来場者の注目を集めるものと思います。
 併せて、模型を製作してデザインの構想をまとめた応募作品も多く見られました。
 庭園の構成要素と施設の配置を、時間をかけて把握し効果的に考える手法がとられていました。

新畑 朋子 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会理事・技術委員)

 住宅庭園は面積が狭いけれどデザイン要素がたくさんあります。
 入口から玄関まで、主庭、副庭など、それぞれの場所で違うデザインと機能を求められます。
 この作品の主庭、副庭は防災庭園という、新たな発想でまとめられています。
 防災庭園というと何か危険なイメージを持ちますが、この作品では戸外室の使い方を提案しています。
 日常から自然災害に対する備えと意識を持って暮らすことはこれからの社会に求められる命題だと思います。
 そのひとつの答えを住宅庭園の中に表現した素晴らしい作品だと思いました。

宮下和正 委員
((公財)都市緑化機構専務理事)

 今回初めて創設された「みどりの広場」プラン部門には、94名もの多くの高校生からそれぞれ力作が応募されました。
 今回は特にフェア会場での実物出展をするため、予算を考えながらのプラン作成が条件となりました。
 また、会場にプラン説明用の掲示板を置く位置についても評価の対象となりました。
 受賞作品はいづれも、現実に与えられた予算の範囲の中で作成でき、4月から始まる信州フェアにふさわしいテーマを持ったものと多くの評価を得ました。
 実際にプランが現実になると頭で考えたテーマと乖離があるかもしれませんが、完成した時の感動の方が多いと思います。

伊藤 幸男 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・技術委員長)

 今年度の日本造園建設業協会会長賞は、実習作品部門の田畑幸さんの作品を選びました。
 デザイン全体に若々しい発想にあふれ、音の風景を取り入れることによって庭を使う人にも見る人にも楽しさを演出してくれています。
 今回の応募作品の中には、「場」のシチュエーションをあまり考えずに閉じられた空間をデザインしたものも一部に見られました。
 田畑さんの作品はデザインコンセプトと実習作品の優秀さももちろんですが、コンクールという場を意識した、審査する側へのしっかりとした主張も感じられるプレゼンボードで、応募要項をよく理解し、作品を良く伝えようとする姿勢が好感を持ちました。

正本 大 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・事業委員長)

 デザコン担当委員長として、全体的な感想を書かせていただきます。
 昨年以上の力作も寄せられると共に、新たな部門に対して、高校1・2年生の参加が増えましたことが大変喜ばしく感じています。
 設計テーマに最近のニーズ、話題やトレンドを反映された作品も見られ、デザインに輝きを添える発想にも感心いたしました。
 設計を行うにあたって、メンテナンス性や近将来的な変化も予想しながら、生きている空間づくりに取り組んで頂ければと思います。
 次年度もワクワクする作品をお待ちしております。

■ 第44回 審査結果

『第44回全国造園デザインコンクール』は、高校35校、大学17校、一般3から応募いただき、「住宅庭園部門」に一般・大学32、高校161、「街区公園部門」に一般・大学28、高校58、「商業施設部門」に一般・大学13、高校14、「実習作品部門」に一般・大学9、高校14 の合わせて、329 点の応募があり、入選26 点、佳作21 点、奨学賞21 点が選ばれました。
表彰式は2月17日(土)東京都千代田区二番町、東京グリーンパレスにて開催され、文部科学大臣賞を受賞した山梨県立農林高等学校と、入選・佳作28作品のうち特別賞6作品の受賞者への賞状の授与と、受賞者作品発表を行ないました。
 表彰式は冒頭、主催者より藤巻司郎日造協会長があいさつ。
受賞者へのお祝いとともに指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、田畑淳一文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官、古澤達也国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長が祝辞を述べ、特別賞の授与、受賞者による作品発表が行われた。
最後に審査委員長の藤井英二郎千葉大学園芸学部名誉教授が講評を述べ、受賞者と審査員等関係者での記念撮影を行い閉会した。

受賞者と関係者で記念撮影
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 山梨県立農林高等学校
国土交通大臣賞
 石田 将隆 西日本短期大学
 大学生の部 実習作品部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 岡部 隼 E&Gアカデミー青山校
 大学生の部 住宅庭園部門
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 田中 愛乃 長野県須坂創成高等学校
 高校生の部 商業施設部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 安藤 楓  埼玉県立児玉白楊高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 廣瀬 琳  山梨県立農林高等学校
 高校生の部 街区公園部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 石橋 陸人 山梨県立農林高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
入 選 (26点)
【高校生の部】(21点)
■住宅庭園部門
石橋 陸人
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
廣田 竜來 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
村上 祐佳里 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
廣嶋 美優 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
小西 優香 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
砂坂 天音 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
田部井慎太・齋藤光亮 群馬県立大泉高等学校 生物生産科 2年 作品
■街区公園部門
廣瀬 琳
全国農業高等学校長協会理事長賞
山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
青柳 恵奈 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
久保田 若葉 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
中川 憧子 東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年 作品
中嶋 幸子 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
木村 舞美 神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 3年 作品
■商業施設部門
田中 愛乃
(一社)日本造園建設業協会会長賞
長野県須坂創成高等学校 農業科 3年 作品
北沢 沙稀 長野県須坂創成高等学校 農業科 3年 作品
坂口 遼 長野県須坂創成高等学校 農業科 3年 作品
塩谷 颯 埼玉県立いずみ高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■実習作品部門
安藤 楓
(一社)
ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年 作品
加藤 純弥
審査委員長賞
滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
M田 晃輔 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
矢 和希 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
【大学生の部】(5点)
■住宅庭園部門
岡部 隼
(公社)日本造園学会会長賞
E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
細野 駿 E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
片山 東子 E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
■実習作品部門
石田 将隆
国土交通大臣賞
西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
石田 将隆 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
佳 作(21点)
【高校生の部】(10点)
■住宅庭園部門
依田 恵佳 長野県須坂創成高等学校 農業科 3年 作品
小池 真世 長野県須坂創成高等学校 農業科 2年 作品
小椋 茉侑加 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
河ア 哲平 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
■街区公園部門
野澤 樹 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
藤原 育子 鳥取県立米子工業高等学校 建設科建築コース 3年 作品
野末 莞永 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年 作品
小牧 優花 神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 2年 作品
■商業施設部門
小森 未結 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■実習作品部門
村上 祐佳里 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
【大学生の部】(11点)
■住宅庭園部門
前田 縫子 E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
加藤 操 E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
金城 美里 E&Gアカデミー青山校 全日コース 1年 作品
榎本 幹也 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
■街区公園部門
工藤 沙紀 九州産業大学 デザイン学科空間デザインコース 3年 作品
朝永 佳那子 南九州大学 環境園芸学科 3年 作品
■商業施設部門
前田 華奈 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
■実習作品部門
吉田 和博 日本工学院八王子専門学校 土木・造園科 2年 作品
梅澤 遥 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
城 くるみ・川原 瑠依紗 工学院大学大学院 工学研究科建築学専攻 2年 作品
梶原 彩未 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
奨学賞(21点)
【高校生の部】
■住宅庭園部門
濱野 夕希 岡山県立興陽高等学校 造園デザイン科 3年
岩城 壮真 山口県立田布施農工高等学校 環境土木科 3年
鶴岡 詩月 神奈川県立中央農業高等学校 園芸科学科 3年
三浦 龍 長野県上伊那農業高等学校 緑地創造科 3年
福本 和 鳥取県立鳥取湖陵高等学校 緑地デザイン科 3年
高橋 一渓 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 3年
飛土 祥大 愛媛県立伊予農業高等学校 環境開発科 3年
井上 礼智 岐阜県立加茂農林高等学校 環境デザイン科 3年
■街区公園部門
松納 聖奈 埼玉県立杉戸農業高等学校 造園科 3年
新田 智也 茨城県立石岡第一高等学校 造園科 3年
葛西 愛叶 北海道岩見沢農業高校 環境造園科 3年
藤本 美優 新潟県立上越総合技術高等学校 建築デザイン科 3年
■商業施設部門
原拓海・藤田宏樹 兵庫県立尼崎工業高等学校 建築科 3年
齋藤 璃々 福島県立福島明成高等学校 食品科学科 3年
鈴木 希悠 学習院高等科 普通科 1年
■実習作品部門
平賀 若菜 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年
秋廣 颯平 島根県立松江農林高等学校 環境土木科 3年
寺尾 茜 香川県立石田高等学校 園芸デザイン科 3年
清水 美里 栃木県立小山北桜高等学校 造園土木科 3年
中嶋 洸太 長野県南安曇農業高等学校 環境クリエイト科 3年
浅野 楓 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年

■ 第44回 審査講評

藤井 英二郎 委員長
(千葉大学園芸学部名誉教授)

 第44回の応募総数は329 点で、前回より少し減りました。
多くの方々の献身的なご努力で半世紀近くも続いている伝統のコンクールですので、さらに多くの応募を期待します。
 応募数の割合は、例年、住宅庭園が6割、街区公園が2、3割、商業施設と実習作品がともに1割弱ですので、実習作品数は少ないのですが、優れた作品が多く見られました。
設計から施工までみんなで知恵と力を出し合って技や美に集約する楽しさが伝わってきました。
教育効果も大きいと思います。
最も応募数の多い住宅庭園にもこれまで同様、拘りの提案が見られ、夢が感じられました。
街区公園では、高校生の健闘は光るものの、大学生の応募案はここ数年同様いまひとつです。
周辺の土地利用を踏まえながら地域の核となる空間の提案を待っています。
商業施設はややもすれば画一的な空間になりがちですが、数が増えると同時に個性や違いが求められます。
成熟した社会に相応しい商業施設の広場案を期待しています。

田畑 淳一 委員
(文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官)  第44 回全国造園デザインコンクールに入選された皆様、誠におめでとうございます。
今年度の文部科学大臣賞は、入賞数と複数の特別賞を受賞された山梨県立農林高等学校が連覇となりました。
生徒の個性を大切にしながら各部門できめ細やかに指導されていることが高く評価されました。
 応募された作品は、皆様の日頃の努力と学習の成果を見ることができ、素晴らしい作品ばかりでした。
これまでの皆様の努力に敬意を表し、ご指導いただいた先生方に改めて感謝を申し上げます。
 さて、作品制作には日頃から自らの思考力、判断力、表現力を身に付ける姿勢や感性を高める体験、基礎的・基本的な技術鍛錬など地道な取り組みの積み重ねが必要です。
その目標となるよう全国農業高等学校長協会で、「アグリマイスター顕彰制度」を一昨年度創設されました。
 全国造園デザインコンクールは、最優秀賞が30 点、入選が12 点、佳作が4点とポイントが加算されます。
生徒の皆様、これからも目標を持ちつつ日頃の学習に取り組んでください。
 今後も当コンクールが発展し、農業教育および造園教育の礎になることを祈念し講評とします。

古澤 達也 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 第44回全国造園デザインコンクールの授賞者の皆様、誠におめでとうございます。
 国土交通大臣賞は、実習作品部門から西日本短期大学の石田将隆さんの作品「玄関前のつなぐ庭」が受賞されました。
昨年に引き続き、実習作品部門からの選出です。
この作品は、福岡市植物園内のモデル庭園として設置されたもので、「市民が自分でも作りたくなるようなモデルガーデン」として提案されています。
 審査会では、@玄関前の緑化によるまちなみへの参加・貢献という明快なコンセプト、Aアイディアからデザインへの落とし込み・設計の詳細検討・市との打ち合わせ・施工に至る一連のプロセスが写真と図面により分かりやすく取りまとめられていること、B出来上がった作品は、福岡市の要請どおり、市民にも手が届く現実的な庭であることが高く評価されました。
 指導に当たられた先生方に心より敬意を表しますとともに、素晴らしい作品を作り上げた皆様の今後の活躍をご期待申し上げます。

篠沢 健太 委員
((公社)日本造園学会理事)

 本案は、住戸周囲の生垣と棚を組み合わせ、住宅内部の居住空間の快適さをそっくりそのまま庭にも生み出しています。
 2種類の混ぜ垣にはめ込まれた棚類は単に収納として機能するだけでなく、キッチンガーデンや菜園の「場」を生み出しています。
 南側のアウトドアリビングと北側の勝手口を繋ぐデッキも使い心地もよさそうで、住民の活動が想像できます。
同時にこれらの棚はまちに開く「窓」にもなっています。
 街並みに配慮しつつ足元に配置したり、住戸側から開閉が選択できるスクリーンを併用した細やかな配慮も印象的でした。
 日本造園学会賞にふさわしいと判断しました。

渡邉 清美 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 今年もたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
高校の応募数が247 点と年々、応募数が減っているのが気になりますが、街区公園や商業施設の作品のレベルが向上し、特に実習作品は甲乙つけがたい力作が多く見られました。
 今回、農業校長協会理事長賞の作品は、集合住宅から見た公園として開放感と細部まで工夫された今までにない視点での作品でした。
 また、協議会長賞の作品は、小動物を庭園施設として捉えた新しい発想でのデザインでした。
ともに高校生らしい豊かで斬新な着想と表現力の作品でした。
ぜひ、次回もたくさんの応募を期待しています。

伊藤 文喜 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 今年度の応募作品も時間をかけたレベルの高い作品が多く、出展された皆様の努力とともに各校におけるご指導の賜物と感謝しております。
 特に高校生の部においては繊細で美しく仕上げられている作品が多く、製図力の高さを感じました。
また、住環境と自然の多様な要素をうまく関連させたテーマも多く、デザインに斬新さを感じました。
このように、図面上おいて造園の様式や技術と、造園空間の利用方法への思考力を表現する成果物として、これからも創造性豊かなたくさんの応募をご期待申し上げます。

萩野 一彦 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会理事・技術委員会委員長)

 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞は、全作品の中で、着想・デザイン等の最も優れた作品として、埼玉県立児玉白楊高等学校の安藤楓さんの「木村九蔵庭園」が受賞されました。
 この作品は、その土地の特性を十分把握して、造園デザインによって土砂流出という課題を解決した、いわばグリーンインフラによる防災対策を行ったものであり、恒久的整備であることから大変リアリティのある作品です。
 駐車場との境界にある既存の土留め擁壁は、端部の形状が景観的にも問題があるばかりか、盛りこぼしにより土砂流出を招いていました。
この土留め擁壁を回り込むように斜面に階段を設け庭園的にデザインしています。
そして、擁壁には手をつけずも、上部の庭を囲む塀のように印象を生まれ変わらせています。
回り込む階段から庭全体を円でまとめていることも、うまくいっています。
 機能と美の相乗効果を見事に生み出していて、プロの設計者顔負けのコンセプトとデザインであり、 高校生がここまでできるものかと大変感心しました。

卯之原 昇 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・技術委員長)

 今年度の日造協会長賞は、高校生247作品の中から計画、施工、利用について最も優れた作品として、商業施設部門に応募された田中愛乃さん(須坂創成高校)の「緑の図書館」が受賞されました。
 プラザ部の読書空間にはブックスペー(一社)日本造園建設業協会会長賞田中 愛乃 長野県須坂創成高等学校(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞安藤 楓 埼玉県立児玉白楊高等学校(公社)日本造園学会会長賞岡部 隼 E&Gアカデミース、多目的空間はデッキと芝生を配し、バリアフリー化されさまざまな人々が利用できる計画でした。
また、他部門にもたくさんのアイデア作品がありましたが、奇抜過ぎや施工、利用性でもう少し工夫が必要かと思います。
 今回も全329 点の応募をいただき、応募者そして指導者の皆様に感謝するとともにこれからも多くの作品を応募されることをお願い致します。

正本 大 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・事業委員長)

 今回も多くの力作が寄せられ、審査委員としては選考に当たり大変苦慮致しました。
本事業の担当委員長として、全体的な思いを書かせていただきます。
 設計を実施するに当たって、基本となる決まり事や法的な配慮も必要です。
しかしながら、これからの時代を担う方たちの「こんな空間があったらな…」という自由な発想も大事にしていただきたいと思います。
制作を通じて、造園の難しさや楽しさを感じ取ってもらえれば幸いです。
 出展数は微減となりましたが、新たに参加をいただいた学校も10 校ありました。
大変ありがたく感じております。
 本コンクールが学生や造園設計に取り組む皆様にとって、より魅力あるものに成長させていけるよう取り組んで参ります。
次年度もさらに多くの思いの込められた作品をお待ちしております。

■ 第43回 審査結果

『第43回全国造園デザインコンクール』表彰式は平成29年2月4日(土)東京都千代田区二番町 東京グリーンパレスにて開催さました。
文部科学大臣賞を受賞した山梨県立農林高等学校と、入選・佳作28作品のうち特別賞6作品の受賞者への賞状の授与と、受賞者作品発表を行いました。
 表彰式は冒頭、主催者より藤巻司郎日造協会長があいさつ。
受賞者へのお祝いと指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、田畑淳一文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官、望月一彦国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室国際緑地環境対策官が祝辞を述べ、特別賞の授与、受賞者による作品発表が行われ、審査委員長の藤井英二郎千葉大学園芸学部名誉教授が講評。
最後に受賞者と審査員等関係者での記念撮影を行い閉会した。

受賞者と関係者で記念撮影
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 山梨県立農林高等学校
国土交通大臣賞
 真鍋 幹汰 山口県立宇部西高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 小牧 祐介 E&Gアカデミー 
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 望月 福太郎 山梨県立農林高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 畑山 菜乃 国学院大学久我山高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 清水 菜央 山梨県立農林高等学校
 高校生の部 街区公園部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 平野 庄太郎 滋賀県立湖南農業高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
入 選 (18点)
【大学生の部】(4点)
■住宅庭園部門
小牧 祐介 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
松浦 麻子 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
■実習作品部門
片岡 愛子 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
江上 亜耶花 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
【高校生の部】(14点)
■住宅庭園部門
畑山 菜乃 国学院大学久我山高等学校 STクラス 2年 作品
望月 福太郎 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
丸山 紗英 長野県須坂園芸・須坂創成高等学校 造園科 3年 作品
佐山 花摘 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
平野 庄太郎 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
蛭田 汐香 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
上総 泰布 広島県立西条農業高等学校 緑地土木科 3年 作品
■街区公園部門
清水 菜央 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
石橋 陸人 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 2年 作品
増田 彩夏 長野県須坂園芸・須坂創成高等学校 造園科 3年 作品
■商業施設部門
小林 ひかり 長野県須坂園芸・須坂創成高等学校 造園科 3年 作品
■実習作品部門
山口 魁人 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年 作品
平野 庄太郎 滋賀県立湖南農業高等学校 花緑科 3年 作品
真鍋 幹汰 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
佳 作(10点)
【大学生の部】(4点)
■住宅庭園部門
曽我尾 萌 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
宮田 恵理子 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
■商業施設部門
品田 涼佑 日本ガーデンデザイン専門学校 ガーデンデザイン科 2年 作品
■実習作品部門
石原 洸太 専門学校職藝学院 環境職藝科 2年 作品
【高校生の部】(6点)
■住宅庭園部門
田村 颯史 滋賀県立八日市南高等学校 花緑デザイン科 3年 作品
■街区公園部門
小野田 真美 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■商業施設部門
栗田 結衣 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年 作品
丹羽 美月樹 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■実習作品部門
浅沼 悠太 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年 作品
藤井 幹太 広島県立西条農業高等学校 緑地土木科 3年 作品
奨学賞 (21点)
【高校生の部】
■住宅庭園部門
山口 唯 埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年
黒岩 侑加 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 2年
中里 春香 群馬県立大泉高等学校 生物生産科 2年
古畑 朝望 長野県上伊那農業高等学校 緑地創造科 3年
藤崎 梨奈 岐阜県立加茂農林高等学校 環境デザイン科 3年
米田 祐大 愛媛県立伊予農業高等学校 境開発科(緑地類型) 3年
山根 康輝 岡山県立興陽高等学校 造園デザイン科 3年
石田 航平 鳥取県立鳥取湖陵高等学校 緑地デザイン科 3年
■街区公園部門
篠田 潤 茨城県立石岡第一高等学校 造園科 3年
芳田 侑香 埼玉県立いずみ高等学校 環境デザイン科 3年
濱 優太 山梨県立北杜高等学校 総合学科 環境工学系列 3年
鶴田 萌木 東京都立農芸高等学校 緑地環境科 3年
奥森 七海 神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 2年
横田 尋 新潟県立上越総合技術高等学校 建築・デザイン科 建築システムコース 3年
田代 蘭 静岡県立科学技術高等学校 都市基盤工学科 3年
柳田 大輝 石川県立小松工業高等学校 建設科 3年
■商業施設部門
早川 翔, 芝野裕斗 兵庫県立尼崎工業高等学校 建築科 3年
■実習作品部門
荒井 菜摘 北海道岩見沢農業高等学校 環境造園科 3年
松永 貴也 栃木県立小山北桜高等学校 造園土木科 3年
菱山 優佳里 東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年
山田 一貴 長野県南安曇農業高等学校 環境クリエイト科 3年
中久木 美月 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科 3年
水田 大翔 香川県立石田高等学校 園芸デザイン科 3年
保科 舞 島根県立松江農林高等学校 環境土木科 3年

■ 第43回 審査講評

藤井英二郎 委員長
(千葉大学園芸学部教授)

 今回の応募数は342 件で、昨年(439件)より百件近く減りました。
 応募頂いた高校や大学の数は増加傾向にありますので、次回はより多くの応募を期待しております。
 応募数が最も多い高校生の住宅庭園部門は昨年・今年と少し物足りなかったのですが、今年は普通高校の生徒さんから従来になかった新しい試みが提案されました。
 人口減少時代に入り、空き家対策も課題になってきていますので、経営の観点も取り込んだ夢のある住宅庭園も提案して下さい。
 一方、高校生の街区公園設計は質が向上しましたし、さらに実習では優れた作品が多くなりました。
 実習では設計内容をそのまま施工するのではなく、施工過程でもより良い空間にする拘りが求められます。
 大学生では従来、街区公園で優れた設計が多かったのですが、今回は見劣りしました。
 高校生に比べて経験も多く、分析力や情報を総合して具体化する力も高いはずですので、次回は地域の魅力を増すような街区公園の設計を期待しています。

田畑淳一 委員
(文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官)

 第43回全国造園デザインコンクールが平成28 年度も関係各位の御尽力で成功裏に開催できたことにこの場を借りて感謝申し上げます。
 応募された作品には、生徒の皆さんの日頃の学習の成果と作品を仕上げるひたむきに努力する姿を随所に感じたいへんうれしく思いました。
 これまでの皆さんの努力と御指導いただいた先生方に改めて敬意を表します。
 昨今、学校教育では、学習の中で「思考力・判断力・表現力の育成」を念頭にした教育活動の重要性が問われていますが、実学を通して学ぶ農業学習の本質がこの造園デザインコンクールに凝縮されていると言っても過言ではないと私は考えます。
 作品制作には、農業学習だけでなく日頃から常に感性を高めるトレーニングや基礎的・基本的な技術習得が必要で、地道な取り組みが不可欠であります。
 そして、その知識や技術を活かし、図面を仕上げていくことになります。
 この一連の流れが生徒の皆さんの「思考力・判断力・表現力を育成」につながっているわけです。
 その集大成が実習作品ともいえます。
 地域のイベントや文化祭等で作成する機会や課題研究等による卒業制作等をうまく活用することで挑戦できる内容であり、学習成果を外部で評価いただく機会として捉えれば、教育的視点で応募へ向けた学習計画を整理することも必要ではないかと思います。
 今年度の応募数は、昨年度よりも減少したものの、新しい学校からの応募があり、裾野が少し広がっていることを感じました。
 審査は、作品の完成度が高く上位は特に甲乙つけがたく長時間になりました。
 今年度の文部科学大臣賞は、僅差でしたが各作品の評価が高く、各部門で丁寧な指導をされていた山梨県立農林高等学校を選出しました。
 この3年間、各校の指導力も向上し、指導者も世代交代に入ってきたことから、毎年、文部科学大臣賞の受賞校が代わっています。
 次年度へ向け他校の指導力向上に期待しています。
 当コンクールの更なる充実・発展を祈念し講評とします。

古澤 達也 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 第43回全国造園デザインコンクールに入選等された皆様、誠におめでとうございます。
 国土交通大臣賞は、実習作品部門から山口県立宇部西高等学校の真鍋幹汰さんの実習作品「TRY 〜新たな挑戦」が受賞されました。
 実習作品部門からの受賞は初めてとなります。
 この作品は、文化祭に訪れる来校者の方々に対するおもてなし空間として設計・施工されたもので、本格的な庭園工事のプロセスと質の高い出来栄えが評価されました。
 施工時に留意した点が写真とともにわかりやすく整理されていたほか、既存木を庭園の背景に巧みに取り入れて奥行きを表現している点や、現地の状況に応じて設計図面の飛石の配置を修正しつつ敷設を行っている点など、設計コンセプトを現場の応用力で解決していく取り組みも評価されました。
 指導に当たられた先生方に心より敬意を表しますとともに、次世代を担う高校生の皆様の今後のご活躍をご期待申し上げます。

篠沢健太 委員
((公社)日本造園学会理事)

 本案は、住宅の広い屋根に雨水集水の可能性を見出し、庭に複雑な高低差を生み出しつつ水の流れや動線を無理なく繋いで、各所に多様な水の景を生み出しています。
 また水は途中、壁の向こうの駐車場へ流れ出し、駐車場もまちのコミュニティスペースとするなど、工夫されています。
 雨水利用の技術・発想は新しくはないですが、特殊例からの一般化、「普遍の技術」への展開にはまだ課題が残る分野です。
 「雨を待つ」日常生活と「雨街」の広がりを見据えた本案は我が国のグリーン・インフラの展開への大きな可能性が感じられ、日本造園学会会長賞に相応しいと判断しました。

渡邉 清美 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 今回も多くの作品を応募いただき誠にありがとうございました。
 高校生の応募が減少し、特に商業施設の応募が少ないのは残念ですが、一つ一つの作品を見ると周囲の環境や各空間との繋がりが考慮した作品が見られ、丁寧に課題に取り組んだ姿が伺えました。
 全国農業高等学校長協会理事長賞に山梨県立農林高校の清水菜央さん、全国高等学校造園教育研究協議会会長賞に滋賀県立湖南農業高校の平野庄太郎君が授賞されました。
 ともに高校生らしく、家族や地域との絆をテーマに周囲の環境が考慮されるなど細部まで工夫され、普段の学習の姿勢が伺える作品でした。
 次回も多数の素晴らしい作品の応募を期待しております。

伊藤 文喜 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 今年も数多くの応募をいただき、ありがとうございました。
 住宅庭園、街区公園の高校生の作品において、とても素晴らしいコンセプトと、時間をかけた丁寧な図面に日ごろの努力の成果を見ることができました。
 対して、大学生の図面では総合的に見劣りするものが多く、高度な研究から得られた知識を盛り込んだ作品を期待したいと思います。
 商業施設では全体に少ない応募数でした。
 身近な生活空間の一部として関心を持っていただき、課題が示す趣旨をよく考えた上で積極的に取り組んでいただきたいと思います。

萩野一彦 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会理事・技術委員会委員長)

 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞は、全作品の中で、着想・デザイン等の最も優れた作品として、国学院大学久我山高等学校の畑山菜乃さんの「働いてくれる庭」が受賞されました。
 この作品は、庭のデザインというよりむしろ、街のランドスケープデザインというべき作品です。
 街に潤いを与えていた良好な庭が、ある日殺風景な貸し駐車場に変わってしまったという、身近に起こった都市部の戸建住宅地にありがちな課題を捉え、日本の社会が抱える問題の解決に向けて、このデザインコンクールの課題を利用して見事に提案しています。
 駐車場の収入で管理費も賄おうという経営の視点も特徴的です。
 普通科の高校で指導を受ける先生もいない中、センスの良いエスキースや植栽(一社)日本造園建設業協会会長賞望月 福太郎 山梨県立農林高等学校(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞畑山 菜乃 国学院大学久我山高等学校(公社)日本造園学会会長賞小牧 祐介 E&Gアカデミーも独学で知識習得していることを含め、その感性と姿勢に感心させられました。
 我々審査員もこの課題のあり方について考えさせられる、新しい着想の素晴しい作品でした。

卯之原昇 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・技術委員長)

 今年度は、高校生の部で新規応募校が12 校増え、作品総数342 点という多くの応募をいただきました。
 日造協会長賞は、全作品の中から設計・施工・利用について最も優れた作品として、住宅庭園部門の望月福太郎さん(山梨県立農林高等学校)の「五感を刺激されることで生活に潤いがもたらされる庭」が受賞されました。
 作品は、庭で家族団欒ができ、ウッドデッキから庭に降りると、花木・水・鳥などが身近にあり、季節の移り変わりを五感で感じることができる作品でした。
 毎年、沢山の作品を出展していただき、応募者や指導者の皆様に感謝すると共に、多くの皆様が造園業界に入職され活躍されることを期待しております。

正本 大 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・事業委員長)

 これまではコンクールに主催運営側として参加していましたが、このたびは審査側も兼務させて頂きました。
 300を超える力作の中から選考していくのは非常に集中力を要しました。
 一つ一つの作品には相当な時間と知恵、労力を要するものです。
 応募くださった皆様に感謝と敬意を表します。
 本コンクールが回を重ねるごとに充実し、双方にとって前向きなものになっていくには、未来へのステップに対してのインセンティブ付与の検討なども必要です。
 受賞をきっかけにまたチャレンジしてもらえるコンクールで有りたいと思います。
 この場を通じて関係各位の多大なるご協力に感謝申し上げます。

■ 第42回 審査結果

第42回全国造園デザインコンクールの表彰式を2月13日(土)東京都千代田区麹町、弘済会館にて開催されました。
文部科学大臣賞を受賞した滋賀県立八日市南高等学校と、入選・佳作28作品のうち特別賞6作品の受賞者への賞状の授与と、受賞者作品発表を行った。
 表彰式は冒頭、主催者より藤巻司郎日造協会長があいさつ。
受賞者へのお祝いと指導された先生方や関係者への感謝、今後のコンクールの発展と社会への貢献に向けた期待を述べた。
 次いで、田畑淳一文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官、町田誠国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長が祝辞を述べ、特別賞の授与、受賞者による作品発表が行われ、審査委員長の藤井英二郎千葉大学園芸学部教授が講評。
最後に受賞者と審査員等関係者での記念撮影を行い閉会した。

受賞者と関係者で記念撮影
(敬称略)
特別賞
文部科学大臣賞
 滋賀県立八日市南高等学校
国土交通大臣賞
 瀧山 若菜 滋賀県立八日市南高等学校
 高校生の部 街区公園部門
作品
(公社)日本造園学会会長賞
 相澤 那樹 東北工業大学大学院 
 大学生の部 商業施設部門
作品
(一社)日本造園建設業協会会長賞
 和田 優一 滋賀県立湖南農業高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
 神田 奈緒 西日本短期大学
 大学生の部 実習作品部門
作品
全国農業高等学校長協会理事長賞
 伊藤 亮平 山口県立宇部西高等学校
 高校生の部 実習作品部門
作品
全国高等学校造園教育研究協議会会長賞
 稲本 克基 奈良県立磯城野高等学校
 高校生の部 住宅庭園部門
作品
入 選 (18点)
【大学生の部】(5点)
■住宅庭園部門
竹内 徹 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
比企 豊 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
■商業施設部門
相澤 那樹 東北工業大学大学院 工学研究科建築学専攻 2年 作品
■実習作品部門
神田 奈緒 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
上田 優介 中央工学校 造園デザイン科 2年 作品
【高校生の部】(13点)
■住宅庭園部門
池田 悟 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 3年 作品
稲本 克基 奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科科 3年 作品
遠藤 佑季 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
長坂 ちひろ 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
山口 彩香 新潟県立上越総合技術高等学校 建築・デザイン科 3年 作品
和田 優一 滋賀県立湖南農業高等学校 環境緑地科 3年 作品
■街区公園部門
瀧山 若菜 滋賀県立八日市南高等学校 緑地デザイン科 3年 作品
端 哉汰 滋賀県立八日市南高等学校 緑地デザイン科 3年 作品
谷口 亮太 滋賀県立八日市南高等学校 緑地デザイン科 3年 作品
■商業施設部門
橋 奎吾 長野県須坂園芸・須坂創成高等学校 造園科 3年 作品
■実習作品部門
伊藤 亮平 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
伊藤 安里 東京都立農業高等学校 緑地計画科 3年 作品
道本 理奈 山口県立宇部西高等学校 総合学科 3年 作品
佳 作(10点)
【一般の部】(1点)
■街区公園部門
後藤 昌巳 (株)景観プランニング   作品
【大学生の部】(4点)
■住宅庭園部門
出田 千賀 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
村上 徹 E&Gアカデミー 総合コース 1年 作品
■街区公園部門
大崎 晃寛 名城大学 生物環境科学科 4年 作品
■実習作品部門
永嶺 崚太 西日本短期大学 緑地環境学科 2年 作品
【高校生の部】(5点)
■住宅庭園部門
中根 淑里 滋賀県立八日市南高等学校 緑地デザイン科 3年 作品
瀬古 美沙希 山梨県立農林高等学校 造園緑地科 3年 作品
■街区公園部門
香村 朋佳 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
■商業施設部門
小宮山 桃加 長野県須坂園芸・須坂創成高等学校 造園科 2年 作品
澤田 隼弥 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 3年 作品
奨学賞 (21点)
【高校生の部】
■住宅庭園部門
柳生 由也 岡山県立興陽高等学校 造園デザイン科 3年
神庭 友加里 島根県立松江農林高等学校 環境土木科 3年
岩田 悠里 埼玉県立熊谷農業高等学校 生物生産技術科 3年
三田 真麻 埼玉県立鳩ヶ谷高等学校 園芸デザイン科 3年
勝身 雪子 茨城県立石岡第一等学校 造園科 3年
岡田 詩織 群馬県立勢多農林高等学校 緑地土木科 2年
竹内 はるな 愛媛県立伊予農業高等学校 環境開発科(緑地類型) 3年
池田 宥子 岐阜県立加茂農林高等学校 造園科 3年
渋谷 明 東京都立農芸高等学校 緑地環境科 3年
大澤 紫織 埼玉県立児玉白楊高等学校 環境デザイン科 3年
清水 柚美子 埼玉県立熊谷工業高等学校 建築科 3年
阿部 史佳 神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 1年
榎本 輝 群馬県立藤岡北高等学校 環境土木 3年
石坂 拓祥 鳥取県立倉吉農業高等学校 環境科 3年
■街区公園部門
鈴木 美夏 神奈川県立中央農業高等学校 園芸科学科 3年
鈴木 大暉 三重県立四日市農芸高等学校 環境造園科自然環境コース 3年
椙尾 美羽 埼玉県立いずみ高等学校 環境デザイン科 3年
井上 匠 京都府立農芸高等学校 環境緑地科 3年
■商業施設部門
杉山 京香 静岡県立静岡農業高等学校 環境科学科 3年
佐伯 陸、文屋 勇人 兵庫県立尼崎工業高等学校 建築科 3年
■実習作品部門
齊藤 尋宣 岩手県立花巻農業高等学校 環境科学科 3年

■ 第42回 審査講評

藤井英二郎 委員長
(千葉大学園芸学部教授)

 今回は昨年より約1割多い439件の応募があり、2年続いて増加しました。
 例年、社会的課題も視野に入れた楽しいデザインが多い高校生の住宅庭園部門ですが、今回は少し物足りませんでした。
 住宅は生活の中心ですので夢のある住宅庭園を提案して下さい。
 一方、大学生の実習作品には素晴らしいものが多く見られました。
 自然を活かしながら、人の行動や感覚にも違和感を与えないことが特徴の造園デザインでは、施工・管理段階での設計が不可欠で、表彰作品にはその積み重ねを伺うことができました。
 ここ1、2年、街区公園に素晴らしい設計が少ないように思います。
 面積2,500uの広さを実感し、周辺の土地利用を想像しながら、地域生活の核となる公園設計を期待しています。
 社会資本の管理が大きな課題になっている今日、多くの分野で若手技術者不足が懸念されています。
 消費よりは循環が大切な定常型社会では造園が大きな役割を担わなければなりませんので、今回表彰された方々は若手技術者の先頭に立って活躍されるよう期待いたします。

田畑淳一 委員
(文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官)

 今年度の応募数は、昨年度を一割ほど上回った。
 審査は、甲乙つけがたく長時間になったが、応募された生徒の皆さんの日頃の学習の成果と作品を仕上げるひたむきな姿勢を垣間見ることができうれしい限りだ。
 これまでの皆さんの努力と御指導いただいた先生方に改めて敬意を表したい。
 今年度の文部科学大臣賞は、僅差ではあるが各作品の評価が高く、各部門できめ細かに指導されていた滋賀県立八日市南高等学校とさせていただいた。
 ここ数年、各校の指導力も向上し、指導者も世代交代に入ってきたことからどの学校が文部科学大臣賞を受賞してもおかしくなくなってきた。
 次年度へ向け他校の指導力向上に期待している。
 作品制作には、日頃から常に感性を高めるトレーニングや基礎的・基本的な技術習得が必要で、地道な取り組みが不可欠である。
 実習作品は地域のイベントや文化祭等で作成する機会や課題研究等による卒業制作等をうまく活用することで挑戦できる内容であり、学習成果を外部で評価いただく機会として捉え、教育的視点で応募へ向けた学習計画から整理することも必要ではないかと考える。
 また、全国農業高等学校長協会では、本年度から「アグリマイスター顕彰制度」という農業学習に取り組む生徒の皆さんの各種検定や資格、競技会等での取り組みを獲得ポイントで評価し、学ぶ目標を明確にする制度が創設された。
 造園デザインコンクールもその対象になっていることから今後の出品数並びに知識・技術のレベルアップにつながることを期待している。
 当コンクールの更なる充実・発展を祈念し講評とする。

町田誠 委員
(国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長 )

 課題となっている2,500u程度の空間は、都市内において狭い空間ではないが公園としては決して広くはない。
 通常であれば、空間を分節化せずに公園全体を見渡すことができる一体の空間構成とし、そこに一つの主題を設けたくなるところだが、作者は訪れるであろう利用者の多様性に、空間の分節化によって対応しようとしている。
 直径20m程度のふたつの円形の広場を中心としてどのような公園の利用が生まれるか。
 滝の石組みから板張りの広場に沿う流れは心字へと注ぎ、一方のモザイク状にデザインされたアンツーカー舗装の広場はケヤキ、コナラ、ソヨゴ、イロハモミジなどの木々に囲まれている。
 小さな築山の広場、パーゴラベンチの広場もそれぞれが特徴的な樹種によって個性づけされているが、全体として連続した空間として無理なく配置されている。
 地割や地面の処理の仕方は西洋風であるが、修景的な処理、空間構成要素はかなり和風であって、現代的な都市空間の中の日本風の公園として、多様な年齢層の人々が共存して憩い得る空間の可能性を感じさせる。

篠沢健太 委員
((公社)日本造園学会理事)

 (公社)日本造園学会会長賞は東北工業大学大学院の相澤那樹さんが受賞されました。
 本作品は、商業空間を対象にボロノイ分割のアルゴリズムを用いた空間構成や落葉や廃棄物の再利用によるメタンガス利用など、新たな技術への積極的な挑戦の独創性、先進性が評価されました。
 工業系大学院で建築を専攻する本作品は異分野の提案にありがちな造園との乖離がみられず植栽も適度な納まりで表現されていましたが、これには造園業を営む父親の存在が大きかったとのことでした。
 本作品は異分野との協力と違和、反発を経た優れたコラボレーションとしても高く評価できます。
 今後、建築分野に進んでも、造園に理解ある人材として協働を続けてもらいたいです。

大室徳治 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会理事長)

 街区公園の応募は順調に増加していますが、商業施設については、大学生の応募が非常に少ない状態です。
 高校生については、課題の理解度が進んできたようで、増加傾向です。
 今後に期待が大きいと思われます。
 今回から、全国農業高校長協会から特別賞をいただくことが出来ました。
 関係諸団体のお力添えに深謝いたします。
 作品は、住宅庭園や実習作品に素晴らしい作品が多くあり感激しました。
 それに比べ、街区公園や商業施設はやや見劣りする作品があり残念でした。
 町で買い物をしながら、公園や広場を使いながら、周囲を観察することも大切かと思います。
 全国高校造園教育研究協議会会長賞は、奈良県立磯城野高校の稲本君が受賞されました。
 本作品は「母への愛」をテーマに、母に対する優しさを、曲線やバラ、花壇で表現したものです。
 母への気持ちがとても良く現れている作品でした。
 次回も多数の素晴らしい作品の応募を期待しております。

鈴木一志 委員
(全国高等学校造園教育研究協議会副理事長)

 今年も数多くの応募をいただき誠にありがとうございました。
 特に複数の作品を応募していただいている学校の生徒さんや先生方、大変感謝申し上げます。
 毎年のことではありますが、今回も斬新な発想で熱心に取り組まれている作品が数多く目を引きました。
 また、表現方法も様々で、造園デザインのコンクールであることを改めて認識することができました。
 今回は住宅庭園部門等の詳細に若干の変更がありましたが、お気づきにならなかった生徒さんの応募が気になりました。
 生徒さん自身が応募要項を確認することはもちろんですが、ご指導されている先生方も応募要領のチェックとともに、課題の変更点を見落とさないようにご注意いただきますようお願いいたします。

萩野一彦 委員
((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会理事・技術委員会委員長)

 (一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞は、全作品の中で、着想・デザイン等の最も優れた作品として、西日本短期大学の神田奈緒さんの実習作品「つながる庭」が受賞されました。
 造園デザインの特徴は、植栽による空間デザインであること以外にも、大きな特徴として、設計と施工が一体となって具体化していく行為であること、自然地形を使って風景や環境をデザインしていくことの2点が挙げられます。
 この実習作品は、傾斜のある地形と周辺環境との関係をよく理解し、デザインコンセプトの検討から、原寸大までの様々な模型によるスタディをチーム全員で共有した上で、緻密に施工計画をたて短期間で工事を完成させています。
 また、施工中に明らかになった設計上の課題を解決する設計変更も行われたことも確認できました。
 指導された先生の造園教育理念も含め、造園デザインのあるべき姿を感じることができました。

卯之原昇 委員
((一社)日本造園建設業協会業務執行理事・技術委員長)

 今年度の(一社)日本造園建設業協会会長賞には、多くの作品の中から、計画・施工・利用についてもっとも優れた作品ということで、住宅庭園部門から和田優一さん(滋賀県立湖南農業高校)の「露地の系譜」が受賞されました。
 作品は、玄関から茶室に通じる露地と流れを中心とした庭園で、茶道を極めた千利休の露地、弟子の古田織部や小堀遠州の庭など、茶人の庭を取り入れようと一生懸命努力と工夫された様子を伺うことが出来た作品でした。
 応募者、指導者の皆様に感謝するとともに、今後も多くの皆様が造園業界に入職され活躍されることを期待しております。

風間啓秀 委員
((一社)日本造園建設業協会事業委員会副委員長)

 今回は大学の実習作品に優秀な作品が多くその中で私が特に印象に残りましたのは通常では施工に不向きと考えられていた階段真下の空間を利用した実習作品で今後の造園業に一つのヒントを与えてくれた作品と感じました。
 今回の(一社)日本造園建設業協会会長賞は昨年国土交通大臣賞を受賞された滋賀県立湖南農業高等学校和田優一さんの作品『露地の系譜』というテ―マで露地すなわち茶庭のわびさびを考えデザインされた住宅庭園の作品でした。
 今回、前回と2年連続約1割程応募総数が増ており次回に過去最多の第34回464作品を超えることを期待し皆様の御応募お待ちいたします。

■ 歴代の結果

開催年度 応募総数 ※文部科学大臣奨励賞 入選した高校及び佳作に該当した高校の一部
47 令和2年度 494 山梨農林高校(山梨) 北海道・岩見沢農業高校、 岩手・花巻農業高校、 群馬・勢多農林高校、 埼玉・児玉白楊高校、 神奈川・相原高校、 山梨・農林高校、 長野・須坂創成高校、 静岡・静岡農業高校、 愛知・猿投農林高校、 三重・四日市農芸高校、 滋賀・湖南農業高校、 京都・農芸高校、 岡山・興陽高校、 山口・宇部西高校、 香川・石田高校、 熊本・北稜高校、 沖縄・中部農林高校
46 令和元年度 502 須坂創成高校(長野) 北海道・岩見沢農業高校、 岩手・花巻農業高校、 宮城・仙台高等専門学校、 群馬・勢多農林高校・大泉高校、 埼玉・児玉白楊高校・秩父農工科学高校、 山梨・農林高校、 長野・須坂創成高校、 静岡・静岡農業高校、 愛知・猿投農林高校、 三重・四日市農芸高校、 滋賀・湖南農業高校・八日市南高校、 京都・農芸高校、 奈良・礒城野高校、 山口・宇部西高校、 香川・石田高校、 熊本・翔陽高校
45 30年度 409 山梨農林高校(山梨) 山梨・農林高校、 滋賀・湖南農業高校・八日市南高校、 奈良・磯城野高校、 東京・農業高校、 長野・須坂創成高校・南安曇野農業高校、 京都・農芸高校、 埼玉・児玉白楊高校・熊谷農業高校、 静岡・静岡農業高校、 愛知・猿投農林高校、 愛媛・西条農業高校
44 29年度 329 山梨農林高校(山梨) 滋賀・湖南農業高校、山口・宇部西高校、奈良・磯城野高校、滋賀・八日市南高校、山梨・農林高校、東京・農業高校、静岡・静岡農業高校、長野・須坂創成高校、京都・農芸高校、群馬・大泉高校、埼玉・いずみ高校、児玉白楊高校、神奈川・相原高校、鳥取・米子工業高校
43 28年度 342 山梨農林高校(山梨) 滋賀・湖南農業高校、山口・宇部西高校、奈良・磯城野高校、滋賀・八日市南高校、山梨・農林高校、東京・国学院大学久我山高校、静岡・静岡農業高校、愛知・猿投農林高校、長野・須坂園芸・須坂創成高校、広島・西条農業高校、京都・農芸高校、岩手・花巻農業高校
42 27年度 439 八日市南高校(滋賀) 滋賀・湖南農業高校、山口・宇部西高校、奈良・磯城野高校、滋賀・八日市南高校、山梨・農林高等高校、新潟・上越総合技術高校、東京・都立農業高校、愛知・猿投農林高校、長野・須坂園芸・須坂創成高校
41 26年度 399 須坂園芸高校(長野) 長野・須坂園芸高校、滋賀・八日市南高校、滋賀・湖南農業高校、山梨・農林高等高校、京都・農芸高校、愛知・猿投農林高校、山口・宇部西高校、島根・松江農林高校
40 25年度 360 須坂園芸高校(長野) 長野・須坂園芸高校、滋賀・八日市南高校、山梨・農林高等高校、京都・農芸高校、愛知・猿投農林高校、岩手・花巻農業高校、、埼玉・児玉白楊高校、三重・四日市農芸高校、山口・宇部西高校、埼玉・熊谷農業高校
39 24年度 352 須坂園芸高校(長野) 長野・須坂園芸高校、愛知・猿投農林高校、滋賀・八日市南高校、山梨・農林高校、京都・農芸高校、神奈川・相原高校、愛知・鶴城丘高校
38 23年度 394 滋賀県立八日市南高等学校 長野・須坂園芸高校、愛知・猿投農林高校、滋賀・八日市南高校、岩手・花巻農業高校、埼玉・熊谷農業高校、山口・宇部西高校、京都・農芸高校
37 22年度 347 須坂園芸高校(長野) 群馬・勢多農林高校、埼玉・熊谷農業高校、長野・須坂園芸高校、三重・上野農業高校、滋賀・八日市南高校、京都・農芸高校、広島・西条農業高校、山口・宇部西高校
36 21年度 370 須坂園芸高校(長野) 岩手・花巻農業高校、群馬・勢多農林、東京・農芸高校、長野・須坂園芸高校、愛知・猿投農林、京都・農芸高校、滋賀・八日市南高校、広島・西条農業高校、島根・松江農林、山口・宇部西高校
35 20年度 349 須坂園芸高校(長野) 群馬・勢多農林、埼玉・児玉白楊高校、埼玉・熊谷農業高校、長野・須坂園芸高校、滋賀・八日市南高校、京都・府立農芸高校、広島・庄原実業高校、島根・松江農林高校
34 19年度 464 須坂園芸高校(長野) 岩手・水沢農業高校、群馬・勢多農林、埼玉・児玉白楊高校、長野・須坂園芸高校、岐阜・加茂農林高校、滋賀・八日市南高校、滋賀・長浜農業高校、島根・松江農林高校
33 18年度 404 須坂園芸高校(長野) 群馬・勢多農林、長野・須坂園芸高校、岐阜・加茂農林高校、滋賀・八日市南高校、兵庫・農業高校
32 17年度 411 須坂園芸高校(長野) 群馬・勢多農林、長野・須坂園芸高校、神奈川・中央農業高校、岐阜・加茂農林高校、滋賀・八日市南高校、京都・農芸高校
31 16年度 388 加茂農林高校(岐阜) 東京・農芸高校、神奈川・中央農業高校、長野・須坂園芸高校、岐阜・加茂農林高校、京都・農芸高校、滋賀・八日市南高校
30 15年度 344 八日市南高校(滋賀) 東京・農芸高校、長野・須坂園芸高校、岐阜・加茂農林高校、愛知・稲沢高校、京都・農芸高校、滋賀・八日市南高校、湖南農業高校
29 14年度 356 八日市南高校(滋賀) 京都・農芸高校、大阪・府立園芸高校、滋賀・八日市南高校、岐阜・加茂農林高校、広島・西条農業高校、岡山・興陽高校、山口・宇部西高校
28 13年度 358 加茂農林高校(岐阜) 北海道・岩見沢農業、京都・農芸高校、大阪・府立園芸高校、滋賀・八日市南高校、滋賀・湖南農業高校、広島・西条農業高校、山口・宇部西高校
27 12年度 334 岩見沢農業(北海道) 岐阜・加茂農林高校、滋賀・八日市南高校、広島・西条農業高校、山口・宇部西高校
26 11年度 358 加茂農林高校(岐阜) 北海道・岩見沢農業高校、群馬・勢多農林、栃木・小山北桜高校、神奈川・相原高校、京都・農芸高校、滋賀・八日市南高校、広島・西条農業高校、香川・大川東高校
25 10年度 321 八日市南高校(滋賀) 栃木・鹿沼農業高校、愛知・稲沢高校、岐阜・加茂農林高校、京都・農芸高校、山口・宇部西高校、熊本・北稜高校
24 9年度 253 加茂農林高校(岐阜) 群馬・藤岡北高校、滋賀・八日市南高校、京都・農芸高校、広島・西条農業高校、静岡・静岡農業高校、山口・宇部西高校
23 8年度 271 加茂農林高校(岐阜) 東京・農芸高校、滋賀・八日市南高校、京都・農芸高校、広島・西条農業高校、島根・松江農林高校
22 7年度 307 八日市南高校(滋賀) 群馬・勢多農林高校、東京・農芸高校、岐阜・加茂農林高校、静岡・静岡農業、滋賀・八日市南高校、京都・農芸高校、広島・西条農業高校、庄原実業高校、山口・宇部西高校
21 6年度 260 藤岡北高校(群馬) 東京・農芸高校、群馬・藤岡北高校、京都・農芸高校、北海道・岩見沢農業高校、静岡・静岡農業、東京・農業高校、滋賀・八日市南高校、埼玉・与野農工高校、千葉・茂原農業高校
20 5年度 243 農芸高校(京都) 京都・農芸高校、北海道・岩見沢農業高校、岩手・久慈農林高校、千葉・旭農業高校、東京・農芸高校、群馬・藤岡北高校、栃木・小山園芸高校、滋賀・八日市南高校
19 4年度 192 静岡農業(静岡) 静岡・静岡農業高校、京都・農芸高校、東京・園芸高校、山口・宇部西高校、兵庫・有馬高校
18 3 年度 211 静岡農業(静岡) 静岡・静岡農業高校、京都・農芸高校、埼玉・杉戸農業高校、北海道・岩見沢農業高校、群馬・藤岡北高校、山口・宇部西高校
17 2年度 145 農芸高校(京都) 埼玉・杉戸農業高校、与野農工高校、北海道・岩見沢農業高校、群馬・藤岡北高校、静岡・静岡農業高校、山口・宇部西高校、京都・農芸高校、滋賀・湖南高校、香川・大川東高校
16 平成元年度 125 静岡農業(静岡) 埼玉・杉戸農業高校、与野農工高校、静岡・静岡農業高校、磐田農業高校、群馬・藤岡北高校、栃木・小山園芸高校、岐阜・加茂農林高校、兵庫・有馬高校、東京・園芸高校、京都・農芸高校
15 63年度 80 磐田農業(静岡) 埼玉・杉戸農業高校、与野農工高校、群馬・藤岡北高校、京都・農芸高校、山口・宇部西高校、東京・園芸高校、岐阜・加茂農林高校、静岡・静岡農業高校、磐田農業高校、茨城・石岡第一高校、神奈川・相原高校
14 62年度 85 磐田農業(静岡) 埼玉・与野農工高校、杉戸農業高校、静岡・静岡農業高校、磐田農業高校、群馬・藤岡北高校、京都・農芸高校、東京・園芸高校、岐阜・加茂農林高校、栃木・小山園芸高校、沖縄・中部農林高校
13 61年度 88 藤岡北高校(群馬) 栃木・小山園芸高校、鹿沼農業高校、埼玉・杉戸農業高校、与野農工高校、神奈川・相原高校、群馬・藤岡北高校、岐阜・加茂農林高校、静岡・静岡農業高校、磐田農業高校、東京・園芸高校、京都・農芸高校、徳島・徳島農業高校
12 60年度 89 栃木・小山園芸高校、鹿沼農業高校、埼玉・杉戸農業高校、与野農工高校、神奈川・相原高校、東京・園芸高校、群馬・藤岡北高校、岐阜・加茂農林高校、岡山・興陽高校、宮城・柴田農林高校・沖縄、中部農林高校、
11 59年度 59 千葉・茂原農業高校、静岡・静岡農業高校、栃木・小山園芸高校、鹿沼農業高校、埼玉・杉戸農業高校、東京・園芸高校、山口・宇部西高校、岐阜・加茂農林高校、岡山・興陽高校
10 58年度 82 埼玉・茂原農業高校、神奈川・相原高校、静岡・静岡農業高校、栃木・小山園芸高校、鹿沼農業高校、東京・園芸高校、埼玉・杉戸農業高校、岐阜・加茂農林高校、広島・沼南高校高校、宮城・柴田農林高校
9 57年度 80 埼玉・与野農工高校、杉戸農業高校、神奈川・相原高校、栃木・小山園芸高校、岐阜・加茂農林高校、山口・宇部西高校
8 56年度 115 千葉・茂原農業高校、神奈川・相原高校、静岡・静岡農業高校、栃木・小山園芸高校、東京・園芸高校、埼玉・杉戸農業高校、岐阜・加茂農林高校、沖縄・中部農林高校
7 55年度 101 千葉・茂原農業高校、神奈川・相原高校、静岡・静岡農業高校、栃木・小山園芸高校、鹿沼農業高校、東京・園芸高校、岐阜・加茂農林高校
6 54年度 106 千葉・茂原農業高校、神奈川・相原高校、静岡・静岡農業高校、宮崎・宮崎農業高校、東京・園芸高校、新潟・巻農業高校
5 53年度 132 千葉・茂原農業高校、埼玉・与野農工高校、神奈川・相原高校、宮崎・宮崎農業高校
4 52年度 178 千葉・茂原農業高校、静岡・静岡農業高校、東京・園芸高校、神奈川・相原高校、新潟・巻農業高校、宮崎・宮崎農業高校
3 51年度 312 千葉・茂原農業高校、埼玉・与野農工高校、静岡・静岡農業高校、神奈川・相原高校、東京・園芸高校、宮城・柴田農林高校、愛知・稲沢高校、栃木・小山園芸高校、熊本・玉名農業高校
2 50年度 214 千葉・茂原農業高校、栃木・小山園芸高校、東京・園芸高校、茨城・石岡第一高校、神奈川・相原高校、愛知・稲沢高校、兵庫・兵庫農業高校
1 昭和49年度 84 千葉・茂原農業高校、成田園芸高校、埼玉・与野農工高校、静岡・静岡農業高校、神奈川・相原高校、東京・園芸高校、宮城・柴田農林高校、山梨・山梨農林高校、栃木・小山園芸高校

※平成11年度まで「指導奨励賞」、昭和60年度以前は該当賞の設置なし

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