●【話題を追う】日比谷公園100 周年 ガーデニングショー2003など開催
日比谷公園が今年で100年を迎えた。明治36年6月1日誕生、明治・大正・昭和・平成と1世紀の間、社会の様々な要請に応え、その役割をしっかり果たしてきている。また、日比谷公園とのかかわりの中にあって、造り・育てる立場、利用する立場、それぞれに、想い出を沢山つくり出してくれている。
去る6月1日、日比谷公園小音楽堂において、日比谷公園誕生祝のバースデーコンサートが開催された。雨模様にも拘らず、1000人以上の方々が、進士五十八東京農業大学学長のトークと、東京消防庁音楽隊の演奏にじっと耳を傾け、誕生日を祝った。
東京都は、この100年という記念すべき年に、「日比谷公園100年記念事業」として、様々なイベントを実施し、これらを通し、首都東京における都市公園の果たして来た役割と、これからの都市再生における緑と公園の担うべき役割について、都民・企業・団体・行政がともに考え、行動していく画期的なものにしたいと考えている。
更に、記念事業を契機に、都立公園を、より一層魅力あふれるものにしていくために、民間の活力と知恵を結集した仕組みづくりを考えており、記念事業の運営にあたっては、都民、企業、関係諸団体の参加による「日比谷公園100年記念事業実行委員会」が設置されている。6東京都造園緑化業協会から、前田宗正副会長が委員として参画している。
○「日比谷公園100年記念事業」
・事業の概要
@事業の名称:日比谷公園100年記念事業
A開催期間:平成15年4月〜平成16年3月
B主催:日比谷公園100年記念事業実行委員会
・事業目的
@近代公園100年の歴史を日比谷公園を愛する人々とともに祝う。
A日比谷公園100年の歩みを振り返りながら、21世紀の都市公園のあり方を考える。
B本事業を通して、東京が切り拓く新時代の公園経営の確立をめざす。
・事業の方向性
@過去に学び、今を祝い、未来を拓く。
A都民の力と発想を最大限に生かす。
このような事業の目的、事業の方向性を受け、様々なイベントが開催され、展開されようとしている。
○「日比谷公園ガーデニングショー2003」
開催期間:平成15年10月18日(土)〜 26日(日)
開催場所:日比谷公園内
(社)東京都造園緑化業協会も関係諸団体と共催で、「庭・緑・花」で祝い、「豊かな生活」と「庭や花」とのかかわりを考える機会として、「日比谷公園ガーデニングショー2003」を開催することとした。
このイベントの運営は、6東京都造園緑化業協会・6日本造園組合連合会・日本ハンギングバスケット協会・日本トピアリー協会・潟Cンタラクション・その他関係者等により、運営委員会を設置し、涌井雅之(桐蔭横浜大学教授)委員長のもと、それぞれの団体が、出展作品づくりに努めている。
(社)東京都造園緑化業協会も「真・行・草の庭」を出展することとしている。経営的にも非常に厳しい状況下ではあるが、伝統的造園技芸を多くの人々に、ごらんいただき造園業への理解も、更に深めて参りたいと思っている。
他の団体等からもすばらしい作品の出展が期待できる。
9日間と短い期間ですが、ガーデニングショーへのお出でをお待ちしております。
((社)東京都造園緑化業協会)((社)日本造園建設業協会東京都支部)
〈図キャプション 東京名所 日比谷公園の絵図〉
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